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十〇年ぶりに腎臓結石手術します!(序3)

今回は、こちらの続き
大きな結石の治療法②と③
そして私が治療②であるち〇さんに内視鏡を入れる方法を
選択するに至った経緯を書いていこうと思います。

結石が大きい場合の治療方法②

ESWLの次に選択される結石破砕の方法は
経尿道的結石破砕術(TUL)※以下TUL です。

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こちらは、全身麻酔ないしは腰椎麻酔下で、内視鏡を尿道から挿入し
膀胱、尿管、そして結石形成箇所まで移動し、目視で結石をレーザーで破壊して回収します。
回収後、「ステント」と呼ばれる腎臓、尿管、膀胱までをサポートする
管を残して終了し、2週間~1カ月後、外来でステントを外すことで
すべての処置が完了となります。

結石が大きい場合の治療方法③

経皮的結石破砕術(PNL)

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これは、腎臓内にサンゴ状に巨大な結石が形成された場合や
今まで紹介してきた体への負担が少ないESWLやTULを選択する事ができない
場合にのみ選択される手術となります。
背中から内視鏡を入れて、腎臓内まで管を通して、レーザー等で砕きながら
石を除去していきます。
自分は、今回結石の大きさが不明だった時は、これになるのでは?と
少し怯えてました。
こうなると、もう腎臓への負担や機能低下は免れないと思ってます。
結果的に結石は大きくなく、この手術にはなりませんでしたが
私の片方の腎臓は気づいた時にはもうだいぶ弱っておりました><

なぜTULを選択したのか?


今回私に出来た結石も、所見でESWLで破砕出来るサイズという事でした。
しかし前回お話した通り、ESWLは途中から麻酔を入れられるとは言え
かなりの痛みを伴います。
TULは全身麻酔下で行われるので、手術は一瞬で終わりますが
お医者様達に自分の不肖のとんちゃんを晒す事になりますw
羞恥心or痛みの葛藤と、TULならこのまま同じ病院で受けられる
ESWLの場合は、また別の病院を紹介され、初診から受付となる
(もう手術前提なので普通よりはスピーディだとは思いますが、、、)
手術に至るまでの煩わしさも加わり、お医者様の前で即断できませんしたが
いろいろ悩んだ末に、過去の治療を担当して頂いたお医者様の言葉をふと思い出しました。

「貴方の片方の尿管は、普通の人より曲がっていて、結石が溜まりやすい形状なんですよねぇ、、、」

CTに移る私の尿管は、昔から何かに似ている

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写真は極端ですが、確かに洗面台などの水道管にあるS字トラップに似て
返しがあります。
そして、毎回そこに石が形成されてるのです、、、

そこから仮説を立てました

■TULは手術後ステントを尿管に設置する
■そのステントで多少なりと
尿管の形状が矯正されるのではないか?
■ESWLで割ると、結局尿管の形状はそのままだから今までと同じ対処療法にすぎない

この仮説が浮かんだ瞬間、自分が選択すべきはTULなのではと思い
そこで決心がつきました。

改めて担当のお医者様に自分の考えをお伝えした所
確かにステントを入れる事で、ある程度尿管にクセ付けされることはある
説明があったので、仮説が確信になりました。

私は、若い時はともかく、最近は食生活にも気を配りつつ
たまに贅沢はしますが、そこまで暴飲暴食をしているわけではないのに
常に結石が出来る不安に悩まされておりました。
TULを受ける事で、もう少し一般的な食生活を楽しめるようになれると思うと
もう希望と期待しかありません!!
羞恥心なんてなんのそのです!!!
(最後に外来でステントを外す時の事に目を背けつつ)

と、ここまでが私が今回TULで手術を決断した流れを説明させて頂きました。
次回は、普段ならすぐ気づくはずの腎臓結石なのですが
判明するまでに時間がかかってしまった要因について
それによって起きていた残念な状態について
今自分の身体に起きている良く分からない症状なども交えて考察していきたいと思います。

この病が身近な方にとって、次回はちょっと特殊な
腎結石発覚の例になるのではと思うので
少しでも参考になる内容にできば幸いです<(__)>

ではまた次回、、、

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