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十〇年ぶりに腎臓結石手術します!(序2)

今回は、こちらの続きとなります。

結石が大きい場合の治療方法①

第一に選択される、体内に最も負担が少ない方法は
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)※以下ESWL です。
簡単に説明すると、結石に照準を合わせて衝撃波を連続して当てて
結石を破壊する方法です。
外科手術ではないので、体にメスや管が入るわけでもなく
他の臓器への負担は少なく、場合によっては入院にならず当日治療を受けて
終わりという事もあります。

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こちらは、過去に受けた経験がありますので、どんな感じだったか
お伝えしたいと思います。

ESWL体験談

こちらの手術を受けたのは20代前半でした。まだ若く羞恥心も強く
〇ん〇んに内視鏡を入れて直接破壊するか、超音波にするか?と聞かれた時迷わずESWLを選択しましたw
入院当日、いきなり手術を行うとの事で、着替えて、点滴を打たれつつ
手術室へ移動しました、この時は外から衝撃波で割るなんて未来やなぁwと
呑気な気持ちでおりました。
手術台に横になり、身体がずれない様に両手両足を動かないように拘束されました。
そしてひんやりした柔らかいシリコン製の衝撃波発生装置が、患部に押し付けられ、お医者さんから開始の宣言
「それでは開始しますー、痛かったら言ってくださいね~w」


ん?痛いのか?

私は、衝撃波とは言っても、せいぜい背中を軽く叩かれるレベルの痛みと想定してたので
こういう風に聞かれるのが、少し予想外に感じました。
そして、背中に衝撃波が当たり始めました。
最初は腰部がチリチリとしびれるような感覚を覚えました。
(あぁ、これで石に焦点を合わせて割るんだろうなぁ、、、
この程度なら寝ちゃいそうだよw余裕余裕~♪)
「では出力を上げていきます」

ん?出力を上げる??

チリチリから背中をパシパシと平手打ちされているような衝撃に変わりました
ははぁ、これで割れるのねw
ちょっと痛いけどっ、このくらいならっ、余裕~www
パシパシと高速の平手打ちが続きます。
それからまた出力が上がっていくのを感じました。
ここに来てやっと自分は察しました。
結石を割る衝撃波というのは、想像以上にとても強いエネルギーだという事を、、、

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スパン!スパン!スパン!スパン!スパン!スパン!スパン!
平手打ちから高速ハリセンフルスイングに変わりました
うっ!うっ!うっ!とだんだん声がでそうになりますが
まだ耐えられる痛みでした。
これで割れるのかな?割れてくれ~という願いも空しく出力が上がっていきます、、、

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バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!
竹刀で高速フルスイングされているような衝撃が腰に響きます
「拷問ですかぁぁぁ!!!!!?」
心の中で叫びましたw
クッソ痛いですがまだ我慢できました。
早く終われ~という祈りも空しく、出力はまだまだ上がっていきます

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バシーン!バシーン!バシーン!バシーン!バシーン!バシーン!

バットの高速フルスイングに変わりましたw
腎臓というか腰がぶっこわれるんじゃね?と思うほどの衝撃!しかも高速w
恐怖と痛みで頭の中は混乱しました。
「あのっ!いっ、たっ、いです!」「いっ、たい!!ですぅ><」と
ここで耐えられる痛みの限界に達して、横に居たお医者さんに助けを求めました
「では麻酔入れますね~」
と言われ、点滴から何かが注入されました。
(え?麻酔とかあるの??痛いなら最初から入れておくれよ?????)
次の瞬間

、、、、、、、パシーン
、、、、、、、パシーン
、、、、、、、パシーン
、、、、、、、なんじゃこれぇぇ、、、?
遠くからぁ、、、聴こえてぇ、、、くるよぉぉ、、、、、、

急に頭がぼんやりして、音と痛みが少し遠くに行きました、、、
割と強い麻酔を投与されるようですが、この手術は全身麻酔ではないので
意識はしっかりありますw
そして、麻酔を入れてもらっても、この状態はそんなに長くは続かず
再び衝撃が近づいてきます
そして、、、

ニーガンアタック

最終的に、当時のトラウマに残っている手術中の痛みの感覚の到達点は
衝撃と鋭い痛みの波状攻撃

「スパイクロッドで永遠に背中をフルスイングされている状態」

と言う感覚でした。
もちろん、実際にスパイクロッドで殴られた事などありませんが
背中に走る衝撃と痛みから連想される物体は、私の中では
「スパイクロッド」でしたw
今で言うなら

「ニーガンにルシールで永遠に背中を殴られている気分」

でしょうかw(ウォーキングデッド面白いですよ^^)
痛みを訴えれば、麻酔を投入されて、一時的に意識や痛みが遠のきますが
麻酔が抜けると地獄がやってくるみたいな状態を、約1時間くらい経験する事になりました。

うん!ESWLはとても「痛い」です!!

この手術を入院初日、次の日と2回受けました。
終わった後しばらくは「廃人」のようになり、車椅子でベッドに運ばれ
回復するまでしばらくかかりました。
麻酔が解ければ、元気になるのですが、とにかく手術後は
完全に真っ白に燃え尽きた状態になりましたw
当時のバイト仲間や、古くからの友人らがお見舞いに来てくれて
励まされながら、なんとか乗り切る事が出来ました。

それから、なるべく結石を作らない様に、食生活や水分摂取に気を使うようになりました。
しかし、それでも何年かに1度くらいのペースで、腰に違和感を感じたり
実際に激痛の発作が起きて、病院のお世話になったりしましたが、基本的には
自力で排出出来ておりました。

でも今回、再び手術を受ける事になりました。
今回もESWLを選択する事もできたのですが、諸事情と個人的な見解から
経尿道的尿路結石破砕術(TUL)を選択しました。
それについては次回「十〇年ぶりに腎臓結石手術します!(序3)」の

「結石が大きい場合の治療方法②」

でお話させて頂きます。
ではまた、、、


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