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はじめに

宮崎県都城市祝吉で療育活動をしています「放課後等デイサービスデイジー」です。

今回は共有のユニットについてお話しします。

どうぞよろしくお願いいたします。

共有のユニットの設定

共有のユニットは学年に関係なく来ている利用者みんなが使うユニットです。

このユニットは「遊びの活動」が中心です。

エリアは

・運動エリア
・おもちゃエリア
・工作エリア
・カードボードゲームエリア
・DVDエリア
・ゲームエリア

があります。

遊びのテーマごとにエリアが設定されているイメージです。

児童が過ごすの事業所なので「遊び」は重要な要素になります。

デイジーは土曜日や長期休暇は10頃~17:00までと過ごす時間が長いのて過ごしやすく充実した内容が求められると感じてます。

遊びの内容

遊びの内容は利用者の興味関心に合わせた物であることが多いです。

「興味関心のことをできる場所(興味関心を保障する場所)」はデイジーが大切にしていることの1つです。

デイジーに来るモチベーションにもなりますし、「自分のことを分かってもらえている」「自分のことを受け入れてくれている」という感覚も育ててくれると思います。安心・安全に繋がります。

まず子どもたちが「なんかデイジーは居心地良いな」と感じてくれることを大事にしたいなと思います。

一方で興味関心だけでは遊びが広がらないことがあります。

デイジーでは興味関心以外の物を設定して「遊び」を広げることも考えています。

その際いきなり遊びのエリアでやらせたり「新しいおもちゃだよ」と紹介して終わりにするのではなく、「スタッフと勉強」の場面で使い方や終わり方を教えたり練習したりすることがあります。

「課題」としてお仕事のように設定することもあります。

そうした経験をしていくことで「新たにできるようになった遊び」や「興味関心になっていった遊び」があります。

DVDやゲームのエリアがあると「来てから帰るまでずっとゲームするんじゃないか?」など様々な考えがよぎるかと思います。

デイジーではそういったことが起きにくい設定になってます。

それは例えば「スケジュールの視覚的な見通し」や「生活シナリオ(※)の調整」や「事前のルールやポイントの確認」や「フィードバック場面の設定」などの要素です。

※佐々木正美先生が考案されたものです。デイジーでは来てから帰るまでのすべての活動は利用者1人ひとりに合わせ時間配分や活動の流れなど個別化した設定をします。生活シナリオはその内容を整理してまとめた図です。

またDVDなどの動画やゲームは目的や設定の仕方によってはメリットも多くあると感じています。

おわりに

今回は共有のユニットについて紹介をしました。

スタッフも一緒に遊びに参加して過ごすことも多く、その場面では利用者のユニークな場面や意外な気付きを見つけることも多々あります。

おもちゃでは思い付きもしなかった組み合わせで遊んでみたり、ゲームやカード・ボードゲームでは利用者の方がうまくなってることもあったりして逆に教えてもらうこともあり、そういったやりとりも楽しく感じてます。(楽しみながらも特性で考える視点やアセスメントの視点は意識します。)

次回は1日の流れを利用者がどう自立的に活動しているのかをお話ししたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

投稿者:長崎祐太




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