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母親への怒りがポワっと消えた。~心の毒を直視して消す 気功体験談~

一義流気功 伊深気療院セラピストです。現在見習い中のため、営業はまだしておりません。この記事は私の勉強のために無償で気功を受けていただいた方の体験談です。一義流気功の効果について知りたい方にも参考にしていただけるとうれしいです。
(個人が特定されないよう、設定などは変えてあります。そのうえで、体験された方の許可を得て掲載しています。)

H子さんの両親は自宅で二人暮らしをしていました。H子さんのお母さんは80代になり、体が弱くなったため介護が必要になりました。しばらくはH子さんのお父さんが介護していましたが、お父さんも高齢で、しだいに自宅で介護することが難しくなっていきました。H子さんは両親と話し合い、お母さんが施設に入ることになりました。
H子さんのお母さんは、認知症などはなく耳も遠くありません。施設での生活は自宅とは違い、思い通りにならないことが多くあります。認知症の利用者さんが夜に突然部屋に入ってきたりして、とても驚いたこともあったそうです。施設に入ってから、お母さんには「自宅に戻りたい」という思いが常にありました。しかしそれを娘のH子さんに訴えても、NGが出るだけです。

母親への怒り①

「自宅に戻っても介護できる人はいないよ。だからそれは無理なの」
H子さんがそう言うと、お母さんは怒って
「育ててやったのになんでそんなひどいこと言うの?育ててもらった恩はないのか!」
と、娘の立場からは反論ができないようなことを繰り返し言ってきたそうです。

母親への怒り②

育ててもらったことは事実ですが、その恩があるからといってお母さんを自宅に帰してあげることもできません。H子さんはそれが悲しくて、腹も立って、でもどうしようもなくて、とてもつらい気持ちだったそうです。しかも何度も繰り返し言われるため、思い出してはイライラすることが日常になっていたそうです。H子さんには「心の毒を直視して消す」メニューを20分受けていただきました。ターゲットにしたのは「介護が必要になった母親から言われた苦になる言葉のシリーズ」です。

気功メニューの詳細はこちらのブログ記事をご覧ください。

気功を受けてもらった日の夜、H子さんに感想を聞いてみました。すると、「思い出して、怒りがわくかと思うとポワっと消える」と感想をいただきました。

母親への怒り③

母親への怒り④

この気功メニューの特徴は、できごとの記憶はそのままに、心の毒の部分だけが消えることです。だから、「思い出しても平気になる」という結果になります。
「心の毒が消える」ことの条件は、「心の毒を直視する」ことです。カウンセリングを利用しても、また時間の経過に任せたとしても、原理的には同じ結果を出すことが可能です。
気功を利用していただいた場合、できごとをしぼって集中的にケアすることができます。クライアントとセラピストの二人がかりで、パワフルに心の毒を処理していきます。だから、時間の経過に任せた場合よりもとても早く結果を実感することができます。(注)
親への「許し」という課題は、多くの人が抱えていることかもしれません。H子さんとお母さんの関わりは今後も続いていきます。お母さんの介護に関してはまだ考えなければならないことが多くありますが、このトラウマへの怒りから解放されたことによってH子さんは他の多くの課題にもエネルギーを使えるようになったそうです。

(注)異常反応との連結や、麻痺を伴うトラウマの場合、また別のアプローチが必要になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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