【詩】 亡骸

寝台に、公園に、遠くの道に、

哀愁の目は亡骸を見る。

孤独の毛布に身をくるみ、

静けさに目を閉じる

亡骸のそばに。


それは焼け焦げたように見える

情熱の精神に焼けた心臓

陽は落ちて

数多の亡霊がすすり泣き 影をつくる

私の前に、後ろに


私は眠る他に術を持たずに

寂しさとともに 亡骸を抱いて

泣き伏して眠る、亡骸に抱かれて。

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