春から移住女子を深めてみる。
『移住女子』
ちらほら目にした言葉ではあるが、使ってみようと思ったのは、この本を知ってから。
井佐知美さんの『移住女子』
これからの暮らし方を発信するwebメディア『灯台もと暮らし』の編集長である。
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そんな伊佐さんの15名限定の出版記念イベント『移住女子秘密結社』にて、メッセージ入りの書籍をいただいた。
世界中を旅しながらwebライターとして生きる伊佐さんは、自由でしなやかで、様々な景色を見てきたからこそ持つ色眼鏡がある。
いい意味でぶっ飛んでいて、面白い人だなあと思った。
「好きなことをしているときが仕事の生産性が一番上がるから」と個人の生き方と働き方を大切にするwasei株式会社も素敵。
そんな灯台もと暮らしをつくる5人と直接お会いし、目を見てご挨拶できたことが良かった。
いただいた本『移住女子』を開く前に、自分が移住を決めたことを記録しておこうと思う。
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4月から家を移す。より過疎地へ。
もともと出身地ではない地方へ移住はした。
大学を機に三重県から茨城県へ、就職を機に県南地域から県北地域へ。
引っ越してから2年間は田舎とはいえど、すごく便利な立地のアパートに住んだ。
スーパーやドラッグストア、カラオケ、居酒屋、歩いて行ける距離にある。
このまま暮らしてももちろんよかった。
だけど、住処を変えようと思った理由。
まずは単純に、
この田舎のアパートにこの家賃は高い。
あとは、
田舎の暮らしをもっと自分で体感したい。
4月から暮らす地域は、
スーパーがない。
もちろんドラッグストアも、カラオケも、居酒屋もない。
若い人はものすごく少ない。
車がないとどこへも行けない。
普通に考えて、ものすごく暮らし辛い地域だ。
それでもそこで住みたいと思った理由は、
四季を通じてその地域での暮らしを楽しむ友人を見てきたからだ。ないものも多いけど、人間らしい豊かさがあると思ったからだ。
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太陽の光を浴びて起きて、
山を見ながら走って、
お茶を飲んで朝ごはんを食べて、
お仕事へ行って、
星を眺めながら帰ってきて、
お酒を飲んで、寝る。
たまに畑をいじって、
地域のおじさんおばさんとたわいもない話をして。
季節のお野菜や果物を食べて。
そんな暮らしをしたいと思った。
自然を、人のしがらみを感じる田舎での暮らしにもっと足を踏み入れたいと思った。
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不安ももちろんある。未来は読めない。
空き家に住むのは想像以上に大変かもしれない。
隙間風が寒い、虫が出る、家が揺れるとか。
ご近所付き合いが厄介かもしれない。
あぁ、この人嫌だなぁとか。こういうの面倒くさいなぁとか。
あとはもっと違う人生を歩きたくなるかもしれない。
結婚相手が県外の人かもしれない。
もっと違うお仕事がしたくなるかもしれない。
あぁ、ここから引っ越したいと思うかもしれない。
そうなったら、そうなったときで考えてみよう。
今の自分の人生を、この地では豊かにできないなと感じたら、またそのときに考えてみようと思う。
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移住は人生の選択肢の一つ。
自分がいいなと思うから、選択した生活スタイルの一つだ。
春から、ひとりの女子として、等身大で、
田舎での豊かさ、不便さを体感してみようと思う。
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