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トイレのはなし(ソフト編)

割引あり

トイレの問題はクリニックのみならず飲食店をはじめ、来客のある場所ならどこでも悩みの種かもしれません。
 
汚れたトイレの掃除には人手がかかりますし、スタッフの心も折れそうになる時があります。可能な限り院長のわたし自身も垂範率先して掃除をしていますが、診療時間ど真ん中だとそういうわけにもいきません。

正直、トイレのこと患者さんに注意するのは気の重いことですが、汚されるとほかの患者さんにとっては迷惑になるし、スタッフにも申し訳ない。これは院長の役目です。
 
わざわざ「トイレはキレイにご使用ください」などと張り紙をしたりはしません。

それよりも割れ窓理論です。
汚れていると汚しやすい。
キレイにしていると汚しづらいものです。
ひたすら清潔なトイレを維持するように心がけています。

ちょっと嬉しかった話です。
同じフロアの調剤薬局で薬を受け取ってからわざわざ当院に戻ってきてトイレを借りる患者さんがちょくちょくいらっしゃいます。トイレ掃除が増えるので、最初はどうしてかなぁ?と思っていました。
ところが、あるとき一人の患者さんが理由を教えてくれました。薬局のトイレがあまりキレイではないから、と。そのお話を聞いたことで、トイレを頑張っていることが患者さんに伝わっているんだ、とスタッフ一同ホッとしたことを覚えています。
それ以降、患者さんやそのご家族には快く「どうぞお使いください」と言っています。
 
さて、そのようにトイレ清掃に注力してはいるものの開業約20年の中で、いろいろな場面を経験しました。

尚、今回は何らかの疾患等が原因の場合の話ではありません。
エチケット的な面でトイレを汚されるケースです。当院での具体例とその対策です。

基本姿勢


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