2024/3/24 J3 ツエーゲン金沢 第6節 SC相模原戦(ホーム)

前節アウェイの地で1-0と惜敗したツエーゲン金沢、久しぶりのホーム戦はSC相模原との対戦です。以前金沢に所属していたGK三浦、FW瀬沼の現所属チームです。

フォーメーション

ツエーゲン金沢

3-4-2-1
GK上田。DFは左から井上、畑尾、庄司。MFはボランチが大山、西谷、ウイングバックが左が石原、右が櫻井、シャドーが大谷、梶浦。FWが土信田。

SC相模原

3-1-4-2
GK三浦。DFは左から山下、金城、田中。MFはアンカーが長谷川、ウイングバックが左が綿引、右が加藤。シャドーが西山、徳永。FWが吉武、ブルーノ・サントス。

概要

前半は金沢がボールを支配し、30分にコーナーキックを土信田が逸らして梶浦が頭で決めて先制します。

後半は相模原もボールを保持できるようになりましたが流れの中から金沢がピンチになる事は殆どなく(ミスから危ないシーンが2回ありましたが)、1-0で金沢が逃げ切りホーム初勝利となりました。

気になった点

守備時のフォーメーション

相模原がベース3-1-4-2で攻撃時に4バックに可変する形を取っていました。それに合わせてか、金沢の守備陣形が前試合までの5-4-1ブロックではなく5-3-2で相手2CBをケアする形にしていました。これにより前プレが効果的にかかっていましたね。

またボランチにボールが出た時に大山、西谷が当たりに行きバックラインは中央を締めるという動きをしていました。良い連動ができていましたので相模原の中央からの攻撃は殆ど見られませんでしたね。良い守備でした。

ボランチ3人の共存

この試合は本職ボランチが梶浦、大山、西谷の3人が出ていました。基本は梶浦がシャドー位置で前線からのプレス、大山と西谷が中央からの展開を防ぐ形でした。

また、攻撃時は大山が低めに下りてパスを展開、梶浦が受け手になりドリブルでキープなどしてリズムを作ってました。この3人が攻守にすごく良いバランスで動いていたのが勝因だと言えますね。

ただ1点心配なのは控え選手がいない事です。今シーズンは毛利がボランチとして計算されているようですが、本職ではないのでどこまでできるのか不安な面はあります。ただそれにしても人数は足りてないですね。もしかしたら夏に補強があるかもしれませんね。

初先発の2人

FW土信田とWB櫻井が今シーズン初先発でした。

土信田はハイボール、グラウンダーとよくボールを納めていました。競り合いはほぼ負け無しではなかったでしょうか。

また、櫻井は走力に長け相手DFを何度もぶち抜いていました。逆サイドの大谷と合わせて相手の脅威になっていました。

近いうち、櫻井のクロスから土信田のヘッドという展開も見れそうでワクワクしました。

ビルドアップ

最終ラインでのビルドアップですが、3CBがしっかり幅を取っていましたね。前節からの改善が見れました。

庄司がかなり外にポジション取り、梶浦との連携から櫻井へのパスを執拗に出していました。櫻井の走力を活かす良い形でした。

対して井上は初期ポジは悪くなかったんですが畑尾がボールを持っていると少し近寄っていきがちでした。これによって大外の大谷までの距離が長くなり、そのせいかあまりパスは出てませんでした。ただ、その分井上はそのスペースを使って持ち上がってたりしてました。これは良いプレーでした。

3バックの肝は左右のCBなので、ビルドアップの幅は更に良くしていくと攻めあぐねることも減っていくと思います。

MVP

梶浦です。文句なしでしょう。
得点した事もそうですが、守備時の貢献が非常に大きいです。何度ボール奪取した事か。

西谷もボール奪取能力は高いので、この2人を並べた時は中央突破はほぼほぼできなくなるのでは？本当に梶きゅん残ってくれてありがとう。

その他

曇天

この日は曇り空でのホームゲーム。そういやリーグ戦で雪が降ってないゴースタは初めてでした。もしかしてウチは天気が悪いと調子悪いのでは？と思ったりしました。

三浦・セヌー

試合終了後に三浦、瀬沼がゴール裏に挨拶に来てくれてましたね。Jリーグのこういう所が結構好きです。もちろんバッチバチのダービーマッチの最高ですけどね。

次節

金沢の次節は3/31に奈良クラブとのアウェイゲームです。勝点で並ぶチーム同士の戦い、ここで連勝して上位に食い付いて行きたい所ですね。