言葉の強さ

Yahooニュースで、野田聖子議員のお子様のことが記事になっていて、とても気になったことがあったので取り上げる。

野田聖子議員のお子様は胎生期から重度の障害があることが判明し、その中には食道閉鎖症の所見もあった。
そのため「口からものを摂取できない」という一文が目に入った。

食道閉鎖症は食道が口腔から胃まで一本の管としてつながっていない状態を指す。
出生直後に造影検査で食道がつながっていないことを確認して、つながっていない食道をつなぎ合わせる手術が行われる。

この疾患は個人差が幅広く、何でも食べられる人もいれば、成人になっても食べ物の通過が悪く、毎日苦労している人も沢山いる。

この疾患に対して。一口に「ものが食べられない」と書くのはとても危険で、今現在同じ疾患を持つ親御さんにとって、過剰な不安を与えかねないし、毎日苦心しながら食事を工夫して過ごしている私自身、ちょっと嫌な気持ちになった。

野田聖子議員のお子様は、食べることが難しい状態、というように書けば、混乱も起きないのに。と思ったのであらためて表現は難しいなと思いました。

食道閉鎖症で頑張ってる子や大人の皆さん、一緒にがんばりましょうね。

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