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まさかの結末!娘の赤ちゃんは...

人生には何が起こるかわからない

「青天の霹靂」とはまさに私のためにある言葉?と思える事件が起きた

9/14朝 出産を控えた娘から電話がきた

てっきりお産が始まったのかと思った

出産予定日は9/15だった

娘の声の様子はいつもと少し違っていた

娘は電話口で、「胎動を感じなくなったのでおかしいなと思い病院に行ってきた。心臓が動いていないって言われた」と言った

あまりにも突然で言葉が見つからなかった

こんなことが起こるのだろうか?唖然とする・・・頭が真っ白になる

涙も出ないほど驚くとはこのこと

しかし、徐々に紛れもない事実だと認識する

途方にくれたまま時間が過ぎる

気持ちを整理しようと思いながら、まるで出来ない

私は58歳。今まで生きてきてこんなにも悲しいことがあっただろうか?

出会えていない赤ちゃんの顔が脳裏を過ぎる

そして娘のことを思うと涙が溢れてくる

いや、娘のために自分がしっかりしなきゃと思う

一番辛いのは娘、私ではない

私が泣いていてはいけない でも私も辛い

娘にはさらなる試練がある

これから心臓が動いていない赤ちゃんを産まなければならない

慰める言葉なんてない 何を言っても響かない

今は全てを病院に委ねお任せするしかない

私からは気持ちを強く持って頑張って!

と言いたいけど、娘の顔を見たら涙が溢れてきっと何も言えないだろう

チャンスはきっとあるよ!今は、心が元気になることが最優先、きっとその先の人生には、想像を絶するいいことがあるはず!「こうのとり」さんは、そんなに意地悪じゃないからね。きっと可愛い赤ちゃんを運んできてくれるよ!

と言ってあげたい・・・けど今は言わない

今は何を言われても辛い 時の経つのを待つしかない

これは私自身への言葉でもある

9/17 木曜日 あの日から3日がすぎた

毎日泣いてばかり眠れない日々だった

いっときでも忘れるために掃除や草取りに没頭した

娘が昨日無事に出産を終えた

赤ちゃんは死んじゃったけれど娘は無事だった

それだけは救いだった

出産後娘から電話がきた

落ち着いた声で「可愛い男の子だよ」と言った

私は救われた気持ちになった

娘と少し話をしたけれど泣いてはいなかった

現実を徐々に受け止めようとしている

娘は今日の午後退院する

死んだ赤ちゃんも一緒にね

明日まで一緒に過ごし明後日、火葬になるらしい

続きはまた書きますね