TEA BUCKS@恵比寿（東京）

アングラ。

という言葉がぴったりな、この空間。

　
一軒、中国か香港あたりの裏路地に紛れ込んだかと思うほどの、

世界観が面白い。

　
実際に、店内には中国のお客さんもおられて、

中国語が飛び交っていた。
　

外から見ていると

映画「スワロウテイル」のイエンタウンを彷彿とさせる

この不思議な空間で、どんな茶が入るのだろうかと、

興味津々で足を踏み入れる。

スタッフを見て、新日本プロレスの外道さんにしか見えず、
（プロレスファンとしては、すごくうれしい）

驚くが、それよりも驚いたのが、その所作である。

　
茶を入れる所作が、美しく

思わず、茶を淹れ終わった亭主に、

バーテンか、茶道の経験者か？と尋ねると

答えは元バリスタ

どちらでもなく、斜め上の答えである(笑)

正直、この店の外観と、失礼ではあるが、

スタッフの所作とのギャップが、いい意味で凄まじく、

思わず話しかけてしまったのである。

　
茶は静岡の煎茶を、アイスで。

私とて、11年ほど茶と関わり、生産地も訪ねてきたので

茶の香り、味共に

見分けはできるだけのキャリアはあるつもりである。

　
この店は、私の固定概念をあっさりと打ち破ってくれる、

美味しく、楽しい店だった。
　

また来よう。

不思議な夜だった。

TEA BUCKS
東京都渋谷区恵比寿西２丁目１２−１４
11時00分～23時00分（月曜日 定休日）

※営業時間・定休日などは直接ご確認ください。