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ともに道行く人だけど 絶えてものいうこともなく

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   同行二人
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お遍路は、お大師さまと二人連れという意味

遍路では一人で歩いていても
常に弘法大師がそばにいて見守っていてくれている

一人で道を歩いていても
常に、神仏が付き添ってくれているから
一人ではない

ということ

ただ、同じ目的地に向かう人と行き会ったのであれば
支えあいながら、歩いていけばいい

そして、別れる時には
互いの無事を祈り、見送る

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人生という長い道のりにおいても
色々な出会いと別れがある

一人一人は、人生という自分の道を歩いている
その道は、一人につき一本
その道は、一人しか歩けない

たまたま同じ方向に行く人の道と並行に並ぶときがある
それなら、その人と支えあい、協力しながら
お互いの道が成就できるようにしたらいい

一人一人が自分の道を歩いている
だから、自分以外の誰かを自分の都合や、わがままに巻き込んで

道行を止めるようなことがあってはならない
夫婦、パートナー、家族など

自分にとって近しい人は
みな、その瞬間、道が並行しているだけ
人生が進むにつれ
それぞれの目的地が違えば
道はだんだん離れていく

その時は、相手の人生が成就するように祈り
見送ってあげればいいのだが

家族にはなぜか、みな自分の都合を押し付け
自分の言うとおりに、自分の都合に合わせて
道を曲げさせようとしてしまう

自分と同じ方向に行かなければ
相手の道を勝手に軌道修正して
無理に自分の道に沿わせようとしてしまう

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人は皆、自分の人生という長い道を
一人で歩いている
時にさみしくなったり
時にめげそうになったりするけれど

いつも、自分を見守っている神仏の存在を思い出せばいい

同行二人

常に、私は一人ではない
いつも、神仏と共にいて
道行を共にする人もいるかもしれないが
最後は、別れ、各々の道を行く

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人影たえた野の道を 
私とともに歩んでる

あなたもきっと
寂しかろう

虫もささやく草原を 
ともに道行く人だけど
絶えてものいうこともなく

心を何にたとえよう 
一人道行くこの心

心を何にたとえよう 
一人ぼっちの寂しさを

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