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どうして外出自粛が大切なのか。






新型コロナウイルスの感染が東京都内で勢いよく広まっていることを受けて、

3月26日に東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨の一都四県において、

「不要不急の外出の自粛」が呼びかけられたね。


都内の感染者数は、

24日は17人、26日は47人、28日は63人、30日は13人。


これで、都内の感染者は443人となったし、1日の感染者数は増加傾向にあるね。
(今日30日は減ってるね!)





そんな今、みんなが外出自粛をする目的はなんだろう。



そうだね、それはさらなる感染拡大を防ぐこと。



より正確に言うと、感染が広がるスピードを遅くすることが大切なんだ。




もし気が付かないうちに感染が広がって、あるとき爆発的に感染者数が増えたら、

(爆発的に患者さんが急増することを「オーバーシュート」というよ。)


病院や診療所、薬局、検査機関、コロナ対応の窓口など

様々な医療機関に大きな負荷がかかり、

それまで行われていた適切な医療が提供できなくなる(ニュースとかで「医療崩壊」と表されてるね)ことも考えられる。


そうすると、

救えたはずの命が救えない、なんてことも起こり得てしまうんだ。

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それを防ぐために、ぼくたちにできること。

それが「外出の自粛」なんだ。


もちろんみんなには生活があるから無理のない範囲で行うことが大切だよ。

きっともう少し長期戦になるだろうから、無理はせずにみんなでがんばろうね。



外出自粛の効果は?


「わたしひとりがお家にいることで、本当に感染の拡大はおさえられるのかな?」

って思っちゃうのもよくわかる。


でもちゃんと意味はあるんだよ、ってことをぼくはみんなに伝えたいんだ。




アメリカのワシントンポストという新聞社が様々なシミュレーションをしたんだ。
https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/health/corona-simulation-japanese/
(とっても分かりやすいアニメーションが付いてるから、ぜひ見てみて!おすすめ!)


その中で以下の3パターンが検証されているよ。


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①100%の人が自由に行動した(誰も外出自粛をしない)場合の感染拡大パターン


②25%の人は自由に行動した(75%の人が外出自粛をした)場合の感染拡大パターン


③12.5%の人は自由に行動した(87.5%の人が外出自粛をした)場合の感染拡大パターン


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結果は一目瞭然だった。



外出自粛をした人が多ければ多いほど、

感染拡大のスピードは遅くなり、

全体の感染者数は少なくなったんだ!




もちろん、現実はもっともっと複雑だけど、

ちゃんと、みんなの「外出自粛」は意味があるってことがわかるね!



今すぐに結果が出るわけじゃないから、

「別に私ひとりが出かけたってなんも変わらないでしょ」

って思っちゃうのもすごくわかる。

自粛ムードにも疲れてくるころだよね。



でもここが踏ん張りどころだよ。





若いみんなが新型コロナウイルスに感染しても

症状がない人や、症状が軽い人が多いって言われているよね。


だから、知らず知らずのうちに感染して、

知らず知らずのうちに、感染を広めているんじゃないか、ってことが

いま心配されているんだ。


みんなは、自分の身を守ることはもちろん、

おじいちゃん・おばあちゃん・小さな子どもや妊婦さんに感染させないために

ウイルスを運ばないことが大切なんだ。


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「外出自粛」をすることで、

感染拡大は抑えられる。




「外出自粛」はちょっと難しい!ってときは。



わかるよ。

完全に外出しないっていうのはムリな話だよね。


だから、大切な用事で外出するときは、とにかくこの3つを意識しよう。


▼せまい空間の中で、
たくさんの人がおしゃべりしてる場所を避けること

(公共交通機関、ライブ会場、クラブとかだね)

▼咳エチケットを意識すること

(咳のでる人はマスクやハンカチを使おうね)

▼よく手を洗うこと

(簡単だけど、効果はばっちり!)




ひとりひとりが、

いま自分にできることをしていこう。


みんなで乗り切っていこうね。







参考
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/health/corona-simulation-japanese/

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