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知られざる”オーガニックの理念”

こんにちは。大嵩佳織(おおたけかおり)です。

今日は、オーガニックの定義についてご紹介します。

日本では「セレブの自己満足」とか「なんか宗教っぽい」とか言われることがありますが、あなたはどんなイメージをお持ちでしょうか?
かつての私は、「高いけど健康にいいんだろうな~」くらいでした。

もし上記のようなイメージでも全く問題なし!
この記事に興味を持ったあなたは、正しい知識を持って帰れます。


“オーガニックセクターの国連”IFOAMの定義

IFOAMによると、有機農業は、以下の4つの原理に基づくとしています。

・健康の原理
・生態的原理
・公正の原理
・配慮の原理

それぞれの原理が表す理念や考えを見てみましょう。

健康の原理とは

「有機農業は、土・植物・動物・人そして地球の健康を個々別々に分けては考えられないものと認識し、これを維持し、助長すべきである。」

個々の健康は生態系の健全性に密接に関係している。例えば土の健康は健康な作物を作り、それが動物や人の健康を支える。

有機農業の役割は、生産・加工・流通・消費のどの過程においても生態系全体、微生物から人間に至るまで、個々の健康を維持・助長していくことである。

生態的原理とは

「有機農業は、生態系とその循環に基づくものであり、それらと共に働き、学び合い、それらの維持を助けるものであるべきである。」

有機農業や牧畜などは、自然の循環と生態系バランスに沿ったものでなければならない。

有機農産物の生産・加工・流通・消費に関わる人々は、景観・気候・生息地・生物多様性・空気・水を含む共有の環境を保護しつつ、それを享受していくべきである。

公正の原理とは

「有機農業は、共有環境と生存の機会に関して、公正さを確かなものとする相互関係を構築すべきである。」

公正とは、人と人、人と他の生き物との関係の中で公平・尊重・正義・世界観を共有することにより成り立つ概念。

有機農業はすべての関係者に良質な生活を提供し、食料主権や貧困撲滅に貢献すべきである。

動物においては、その整理に合致し、自然な行動ができ、健全性が保たれる条件と機会が与えられるべきである。


配慮の原理とは

「有機農業は、現世代と次世代の健康・福祉・環境を守るため、予防的かつ責任ある方法で管理されるべきである。」

有機農業では、適正な技術を選び、遺伝子組み換え技術のような予測不可能な技術は排除することにより、過大な危険を避けるべきである。

農業や生態系に対する理解は不完全であるため、十分な配慮が必要である。



さて、本日はIFOAMの定義する有機農業(オーガニック)の理念についてご紹介しました。
多くの日本人が持っているであろうイメージとは違い、人間の自己満足とは全く逆とも言える理念があることが分かりましたね。

この理念を実現するためにオーガニック規格があります。

購入する商品をオーガニックにすることは、この理念に賛成し、その商品に関わるあらゆる命の健康や幸せを応援することにつながるということ。

「買い物は投票」ですね!


もしこの理念に賛成できる部分があれば、次のお買い物の時にオーガニックに注目してみてはいかがでしょうか。
でもまず、この記事に興味を持ってくださり、ありがとうございました。


引き続き学びつつ、役立つことを発信していきたいと思っておりますので、
【スキ】などでリアクション頂けるとさらに力になります。
本日もありがとうございました!


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