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みんつく定例スペース(7回目)テーマ「メンタルヘルスマネジメント」

7/1(月)みんつく定例スペース&YouTube Live(7回目)のテーマは「メンタルヘルスマネジメント」でした。
今回はあけど幹事が、スライドを使って説明をしてくれました。
記事内の説明に関するものは全てあけど幹事が話したものです。

*あけど幹事の全スライドを見る*

<大津党首>
元気ですか? 元気があれば何でもできるというテーマで今日はメンタルヘルスマネジメントにしました。
最近、メンタル大丈夫ですかと聞いていただくことがたくさんあるので、皆さんと気分が落ち込んだ時にどういう風に対応していますか、というような意見交換などもしながら私達が心の健康を保つために何が出来るのかというところと、国がやっている取り組みとか課題を共有しながらお話できたらいいなと考えています。
 日本における現状の共有とか課題についてと、みんつくとしてそれをどう取り組んでいるかっていう案について皆さんと共有したいと思っています。


■メンタルヘルスの定義について

心の健康や心の安全を守るということである。

厚労省による定義
●全ての働く人が健やかに生き生きと働けるような気配り・援助すること
●生き生きと働ける気配り・活動が円滑に実施されるような仕組み作りやその実践
⇒働く人・社会に出ている人を対象
 
●メンタルヘルスが日常生活にどう影響をあたえるのか
⇒働く人の53.3%が職業生活に強い不安やストレスがある

<あけど幹事>
大津党首はどうですか
<大津党首>
めちゃめちゃストレスしかないぐらいストレスがある
これは(大津党首のストレスは)イレギュラーなケース

労災認定件数
仕事を起因とする精神障害は年々増加しており退職、休職の原因トップである。
国がメンタルヘルスに目を向ければ労災認定数は増える
⇒増えた事自体は100%悪い事ではない

<大津党首>
声にだして言えるようになってきたと考えられる

心の健康を保つための基本的な方法

身体の健康と同様 睡眠・運動・食事の管理が大切
小学校の頃に習っているようなことではあるが、仕事があると運動が出来ない、外食が多くなる、ストレスで夜眠れないなどがある。
⇒悪循環に陥ると抜け出し辛いのがメンタルヘルスの課題

<大津党首>
一回立ち上がれなくなってしまうと全てのバランスが崩れる

メンタルヘルスの全体像

心の健康・安全を保つためのステップ
①  メンタル不調を起こさないようにする
②  早期発見・適切な対処     

<大津党首>
当たり前のことという感じですね

メンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰の支援等を行う取り組み

10・20年前は自分で治すというのが主流であったが近年は実施主体による分類というのがあり、セルフケアは当然ながらも様々な取り組みがされている。
LINEによるケア
組織としてのグループケア
サポートしてくれる人のケア等 
外部からの支援がどれだけ円滑に動けるか
 ⇒『政治的議論になりつつある時代へ


■メンタルヘルスの実態と課題

労災認定件数高水準、自殺者数3万人超/年
メンタルヘルスに取り組む企業・事業所は3割
(小さい会社ほど行き届かない)
課題
⇒ケアの方法・人材の問題、メンタルヘルスを企業でサポートするものなのかという考えの経営者がいること。労働者共にあまり知られていない。

<大津党首>
会社で病んでしまった場合パワハラ・セクハラなどを対応する部署が必要であるが小さい会社であると対応が難しいと思った。
<あけど幹事>
小さい会社ほどマンパワーに対して大きなものが要求されるが、メンタルケアまでは負担が大きく、外部の人を入れられるほどはお金が無い。行政的な支援が必要。

子供のメンタルヘルスに関する問題

●養護教諭が必要と判断して直接支援した子供がいた学校の割合
 中高生になるほどメンタルケアが必要だと判断することが多くなる
(思春期の問題もあるのかも知れない)
●メンタルケアをした子供の有無
 中学生が一番高い
●担任がメンタルヘルスに関する問題で支援した子供の中で医療機関にまで行ったケース
 小学生より、中高がやや高い

<大津党首>
反抗期が関係するのか
<あけど幹事>
自身の反抗期が強かった経験から、学校でのケアの支援はしっかりしなくてはいけないと考えている。
<大津党首>
医療機関までという体に支障をきたすような事があるということか
<あけど幹事>
実際に話を聞いた例では、出血はそんなにではないが手首を切ってしまった子供を病院へ連れて行ったという先生がいた。
<大津党首>
サンフランシスコ留学時代、アノレキシア(神経性やせ症、俗に言う拒食症)に関する注意喚起が毎日アナウンスされていた。そういう人が多いのだと思った。見た目が気になったり、いろんな体と心のバランスが崩れやすいので医療機関の受診まで繋がるケースがあるということか。
<あけど幹事>
これは医療機関だけでなく相談機関、行政が設置している子供支援の施設への相談も含めたものであるので幅は広い。

子供のメンタルヘルスに関する主な問題と人数

不登校・いじめ・家族友人関係の問題が数値としては多い
対人との付き合い方に悩む子供が多い
リストカットなどの自傷行為・拒食症は中高生は多くなっている

<大津党首>
家庭と学校の問題を抱える子が多いというところと、軽度の発達障害の子がいるというところに数字が表れている。
<あけど幹事>
問題の起点として見ると、人間関係が大きな要因ではないかと感じる。
 <大津党首>
全ては人間関係に通ずる。それが人間の幸せを決めるのかも知れない。
子供には学校と家しか自分の世界が無い。
地元とかが全てであり、完全に否定されると最期だと思ってしまう。
逃げられない環境にいるからこそ、大人がきめ細やかに見ていくことが必要ではないか。大人には包み込むシステムがあるが、親が最悪な人間だったら虐待されたりもある。
SOSを出しにくいから子供たちは辛いのではないか。
<あけど幹事>
メンタルヘルスの先には、いろいろな選択肢を用意するという政策の広がりが要る。
例えば学校など環境が同じだと繰り返してしまうので、環境が変えられるような仕組みが必要なのでは。
<大津党首>
子供だけではなく家庭のケアも必要



■自殺の実態

日本の数値・男性の方が率が高い(働いている男性が多い)・40~60代が多い
⇒働いている環境のケアが必要
・インターネットが広がった時代に多くなっているのか
・10歳~19歳の若い世代が増えてきている
・コロナの影響で生き辛さを感じてしまった人が多い


■メンタルヘルス 政策と提言

自民党総合政策集Jファイル

メンタルヘルスに関するものを抜粋
●メンタルヘルスに関する分野の支援
 研究・外部機関でサポートする仕組み作り
●教育機関・職場での認知を高める
 エビデンスをしっかり持って説明していく

日本医療政策機構

4つの取り組みを政府へ要望している
内2つはテクノロジー利用した連携についてであり、独立しているメンタルケアの組織を紐づけることによって包括的なメンタルサポートを目指している。


■考えうるメンタルケア政策

みんつくで作成したとのこと。

<あけど幹事>
基本的なことを盛り込んだ


■考えうるメンタルケア政策(DX版)

これも同じくみんつく作成

ビッグデータとAI分析
SNSの投稿や閲覧内容からメンタル状態を分析
⇒ケアへ繋げる(第3セクターへ依頼)
年齢や地域に応じたデータを活用し、より精密で個別的なケアを提供する。
例)現在のSNSでも特定のワードを投稿すると、ケアへ導くようなコメントが出てくる。

ブロックチェーンの活用
プライバシーセキュリティの高さを利用し個人情報の漏洩防止
⇒匿名での相談が可能になる。
相談者が安心してメンタルヘルスケアを受けられる。
 例)いじめの相談が先生に漏れてしまうという事が無くなる

<大津党首>
都知事選で安野氏が経済的・メンタル的に危険な人へ個別のケアが出来る誰も取り残さないシステムを実現したいと仰っていたので素晴らしいと考えた。デジタルを使ったケアには希望が見えてくる。
 
<あけど幹事>
例えばApple Watchや指輪型(ウェアラブルデバイス)の物で、人の体の中身が分かるようになってきた。みんなが付けていれば体調・メンタルが分かるので、やり方によってはハッピーになる人が増えるかも知れない。
 
<大津党首>
そういう物を自分の体を客観的に見るツールとして使っている人がいる
⇒ケアの仕方も色々ある


■視聴者との意見交換

<大津党首>
みんつくスペースでは、心理的安全性を大事にしたい。
みんなが臆することなく否定されないという気持ちを持って、発言できる環境を作りたいと考えている。

体が鉛のように重いという事もあるが、犬(豆柴:稲荷ちゃん)がいるので、可愛くて癒しである。
散歩にもいかなければならないので、強制的に朝起きて散歩してごはんをあげて、可愛くて柔らかいもの撫でることが、私の命をどれほど救ってくれたか。
皆さんと共有できることで救われている。
信頼できる人との人間関係が一番人にとって影響があると思っている。

<YouTubeコメント>
スマホ依存なのでSNS攻撃に弱い。

<あけど幹事>
ビジネスでもSNS活用が当たり前になっているので、スマホ依存になってしまっている。

<大津党首>
SNSでの誹謗中傷もあるが、大人のいじめもある。子供のいじめの50%がSNSで起きているとあけど幹事が話していた。SNSは本当に恐ろしい場所になっている。インプレッション稼ぎが出来る時代なので、過激なことを言う人がいる。

<YouTubeコメント>
男は逃げ道が少ないと思う。

<大津党首>
男は泣くなといった事を言われて自分の弱さを出せないのでは。
家族を支える経済的な意味でも苦しみがあるのではないか。

<YouTubeコメント>
目的があれば集団にはなれるが、一人になるとSNSに頼ってしまう人が多いのでは。

<大津党首>
SNSの中でコミュニティが出来てしまっており、リアルでの繋がりの無さが助け難さになってしまっているのではないか。

<意見>
SNSやネットから離れて、気晴らしをするようにしている
散歩やペットとの時間がストレス解消に有効
(毎日が)SNSだけになってしまうのは、もったいない
スマホから離れて、もっと外に出よう!

<大津党首>
自分(視聴者側)も問題を抱えているけど頑張ってと励まされることが力になっている。
支え合っていくSNSの使い方をしたり、なるべくみんなで支えていけるような世の中を目指したい。
子供たちも家族や社会を見て学んで、どういう世の中を生きたいのか考えていると思うので、そういったところに寄り添える政策などをみんつくでは取り組んでいきたい。


■みんおうの感想

●このセッションでは、メンタルヘルスの現状と課題について広く議論され、 具体的な対策や政策の提案がなされました。また、個人のメンタルケア方法やSNSの影響についても多くの意見が交わされ、メンタルヘルス問題に対する社会的な関心の高さが伺えた。

●メンタルヘルスの問題はどの先進国でも問題になっているが、日本では特に仕事に関するメンタル不調が多くなっているのは、問題だと個人的には思う。ワークライフバランスやワークシェアリングを見直し一人に負担がいかないようにしたり、年間休日をもう少し欧米並みに近づける必要があると思う。それと同時に、ワークシェアリングなどをしても給与が下がらないように、国からの支援をお願いしたい。

●欧米ではカウンセリングが気軽に受けられるが、日本ではあまりそういうのがないので、臨床心理士・心理療法士からのカウンセリングを受けられるような施設などが増えると良いのではと思った。


■終わりに

メンタルケアやメンタルヘルスという言葉は広がっているとは思いますが、実態と課題を比べると、日本にはまだ問題が多くあるようです。
皆さんはどのような感想・ご意見をお持ちになりましたか。
是非コメント欄でお聞かせください。

私達の記事を読んで下さり
ありがとうございます!
これからも、みんつく党や大津党首の事を
取り上げていきたいと思っています。
もし、この記事を良いなと思って頂けたら
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嬉しいです(*^^*)
          みんなでおうえん会一同

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