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西和賀町の魅力を、オンライン出張道の駅で体験!(2022/2/25)

※こちらの記事では、noteに未掲載だった、2022年02月25日に、岩手県西和賀町と実施したファンミーティングの内容を紹介しています。

■ ファンミーティングのテーマ

ふるさとチョイスが運営している、「ガバメントクラウドファンディング®︎(以下GCF®︎)」。

ガバメントクラウドファンディング®(GCF®
ふるさとチョイスがふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディング。地域が抱える課題解決のため、ふるさと納税の寄付金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄付を募る仕組み。

GCF®︎は、自治体や地域が抱える課題解決に向け、ふるさと納税の寄付金の「使い道」を具体的なプロジェクト化し、共感寄付を募るプラットフォームとして、これまで450を越える自治体に活用されています。

今回は、「出張道の駅をオンラインで体験!西和賀町の特産品のわらび餅を食べながらGCF®︎の取り組みを応援しよう」という内容をテーマに、地域の未来に向かって新しい挑戦をするヒトの想いに触れるファンミーティングを開催しました。

当日は、西和賀町ふるさと振興課の高橋直幸さん、道の駅「錦秋湖」店長の増岡幸樹さん、そして西わらび餅職人「お菓子処たかはし」のたかはしご夫妻とオンライン中継を繋ぎ、みんなとわらび餅を食べながら、現在挑戦しているGCF®︎の取り組みへの想いをお聞きしました。

※こちらのプロジェクトはすでに終了しています​

■ ゲストのご紹介

お菓子処たかはし
高橋 忍さん、久美子さん

岩手県西和賀町の「湯本温泉街」にお店を構える、お菓子処たかはし。
ご夫婦でお店に立ち、朗らかな雰囲気でいつも気さくに声をかけてくれる2人が作る「西わらび餅」は絶品です。

■ 西わらび餅のご紹介

西和賀産の本わらび粉は、精製技術と採取量の希少さから金に例えられるほど。その西わらび粉を使い、西和賀の清らかな水で長時間練り上げて作っています。

独自の手練り製法で作られるわらび餅は、スルっと口の中でほどけるやわらかさが特徴で、唯一無二のとろふわ食感が味わえます。

■ みんなで「いただきます」!!!

事前に自宅にお届けした「西わらび餅」をぷるんぷるんな状態に解凍して、みんなと食べるところからファンミーティングがスタート。

実際に食べたメンバーからは、「ふわふわしていて口の中でとろけました!」「とろプル食感最高です」と絶賛する声がたくさん聞こえました。
わらび餅職人・たかはしさんからは、「自然解凍よりも電子レンジであたためると、出来たての味に近づけますよ」と、おすすめの食べ方も教えていただきました。

■ 現在挑戦中のGCF®︎について

西和賀町は現在(2022/02/25時点)、「災害による道の駅の閉鎖に負けずに西和賀町の魅力を全国に届けたい!」というGCF®︎プロジェクトに挑戦しています。

2021年5月に発生した地震の影響で、国道107号が通行止めになり、まちの道の駅「錦秋湖」に行く道が閉鎖されてしまいました。

再び通行止めに追い込まれた国道107号

道の駅では、農産物や加工品の販売に加え、観光客に対する魅力発信の役割を担ってきましたが、その販路や魅力発信の場が失くなってしまい、事業者や道の駅運営会社が窮地に立たされている状態でした。

しかし、元気な西和賀町を発信するために、以前ふるさと納税で導入したまちのキッチンカーを活用して、「出張道の駅」として、西和賀の魅力である西わらび餅職人を全国に派遣することを思いつき、その実現に向けて、現在プロジェクトを進めています。

道の駅店長の増岡さんは、「ピンチをチャンスに転換すべく、GCF®︎の取り組みを通じて、事業者の収入確保・現在の状況発信・魅力発信事業の推進を目指して、ぜひ実現したい」と強く意気込んでいました。

■ 「出張道の駅」をオンラインで体験!

そんな「出張道の駅」をおうちでも体験しよう!ということで、キッチンカーの中から、たかはし職人にわらび餅づくりの様子を中継していただきました。

「西和賀町は、ブランド山菜にもなっている西わらびが生育する環境。それであれば、昔ながらの本格的なわらび餅を作ってようと思ったのがきっかけです。本物のわらび粉100%でつくるというのが一番のこだわりです!」

と、わらび粉を火にかけた大きな銅のボウルで練り混ぜながら話すたかはし職人。

その様子を見ていた参加者の方からは、
「いつか西和賀町に直接行きたい!」「この出来立てを食べたいな…」「キッチンカーでわたしのエリアにも来てほしい」
というメッセージが寄せられました。

そして、わらび餅をつくるたかはし職人を、いつも側で支えている奥様にもお話を伺いました。

Q1. そもそもふるさとチョイスで「西わらび餅」を出すことになったきっかけは?

久美子:すべて手作りのため、一回でたくさん作れないので、今までは遠くまでお届けするということができなかったんです。ですが、たくさんの方々に食べていただきたいという思いから、わらび餅を冷凍する研究開発をおこないました。その結果、ふるさと納税を通じて全国から注文をいただけるようになったのは、本当に嬉しかったです!

Q2. 事業者の立場として、災害で道の駅が閉鎖されてしまい感じたことは?

久美子:交流人口が少なくなったことを肌で感じました。あの道の駅は、西和賀の玄関ですし、四季を感じられる地元の方々の憩いの場なので、あそこが閉鎖されて残念だな…という気持ちでした。

Q3. 出張道の駅が実現したら、やってみたいことは?

たかはし職人:全国の皆さんのところへ行き、実演しながら出来立てを食べていただきたいです!ほかのイベントなどで出店しても、お子さんには特に楽しんでいただけるので、様々な方にお見せしたいですね。

試食させていただいた様子

そして中継の最後には、その場で出来立てのわらび餅を、ふるさとチョイスのスタッフが食べさせていただきました。

「出来立てはプルプルすぎて噛み切れない!」「舌の上にふわっとおかれたような感じ」と、食べた瞬間に自然と笑みが溢れていて、その美味しさがオンラインでも伝わってきました。 

■ 参加者の声

参加した方々からは、このようなお声をいただきました。

  • 今まで知らなかった町ですが、行ってみたいなと思いました。東京にいながらにして、現地の雰囲気を味わえた気がしました。

  • キッチンカー わらび餅の髙橋さんご夫妻や、道の駅店長さんはじめスタッフの皆さんが、とても自然体で明るくお話ししてくださってとっても楽しいひとときを過ごせました!

  • 普段ふるさと納税をしていても、それを届けてくれる生産者の方の想いを聞く機会はありませんし、こちらも感想をサイトにかいても見てくれているのか分かりませんでした。でも今回の企画で、双方が反応をもらえたり、励みになったり得るものがあって良い機会だったと感じています。

  • 西和賀町の皆様の熱意を感じたのと、わらび餅がとても美味しかったこと、いろいろな参加者の感想を聞けてよかったです!

■ まとめ

今回の災害が発生してから、「事業者の皆さまのために何かできることがないか…」と奔走する、西和賀町職員さんの強い想いに胸を打たれ、ふるさとチョイスもこのGCF®︎プロジェクトのサポートをしています。

今回のファンミーティングでは、「ピンチをチャンスに変えたい」という自治体職員、道の駅、事業者が、前を向いて挑戦している様子をお伝えしました。

GCF®︎は、ふるさと納税の使い道に共感した方々「寄付者の皆さん」のお力をかりて、地域を元気にすることができる大きな手段だと感じています。

これまでも、プロジェクトの目標寄付額を達成した先に、「まちの課題をどのように解決するのか?」と真剣に考え、まちを元気にするために活動する自治体職員・事業者さんの姿をたくさんみてきました。

そんな活動の様子や、思いを持って地域の未来につながる取り組みをするヒトの存在が感じられるファンミーティングを、今後も企画していきたいと思っていますので、ぜひご参加お待ちしています!

■ その他情報

岩手県西和賀町の詳細ページ

西わらび餅 プレミアム