旧友がカモりにきた話【保険編】
「無知だとカモにされる」
どの分野でも少なからずそうだと思います。
今日は私が「カモられた話」をします。
皆さんは、「保険」入っていますか?
医療保険、生命保険、車の保険や火災保険…
ほぼ100%何らかの保険には入っているのではないでしょうか。
それくらい、世の中にはたくさんの民間保険が溢れています。
私がカモターゲットにされたのは、約2ヶ月前でした。
ええ、そうです。割と最近。
記憶が新しいうちに、少しでも誰かの役に立つように今これを書いています。
仕事終わりに、LINE電話の着信がありました。
相手は、中学時代の同級生。
連絡が来たのは4、5年ぶりです。
何かあったのかと思い、慌てて出ました。
大体10分くらいの電話。
要約すると、
「4月から保険会社で働き出した。話だけでも聞いてほしい」
という内容でした。
私、お恥ずかしながら保険には無知だったと言いますか、
よくわからないから後回しにしていたと言いますか…
20代半ばにして、話すら聞いたことが無かったので
いい勉強の機会かも?と思い、行くことにしました。
電話から2、3日後コメダにて資料を持ってやってきた、青いスーツの2人。
1人は私のに電話してきた彼女、もう1人はメンターでした。
その日は、保険の基礎から、彼女達の働く保険会社がどのような思いで?保険を取り扱っているか、それはそれは熱く語られました。
更に、オーダーメイドの保険だから、いらないものはどんどん省いていってOK!との売り文句もあり、
とりあえず保険の設計をお願いする事にしました。
私のライフプランや病気、怪我などの心配事を聴取。
月にどれくらいの収支か割と細かく紙に書くように言われ、言われるがままに記入。
みっちり2時間ほど時間をかけて、この日は終了しました。
私から聴取した心配事や収支を元に、保険を設計するので1週間後にまた会ってほしいと言われ、解散したのです。
▶︎1週間後
約束の日に、また彼女に指定された場所に行きました。
コメダではなく、彼女が働く保険会社のオフィスでした。
事前に将来の心配な点や、収支の関係で月々支払える額なども伝えていたので、そんなに不安を持つこともなく現場に到着。
小さい会議室のようなところに通され、
彼女と先日と同じメンター、そして私の3人。
「1週間かけて組み立ててきたよ〜!!」
と、笑顔で設計書を出してきた彼女。
そこには、私の心配事に沿うように医療保険と入院特約の記載。
(おお、前回2時間かけただけある)
と、思ったのも束の間……
「…っと…これは…??」
私の目に飛び込んだのは、頼んでもいないオプション。
1つ目に、終身型の生命保険。
死亡時に遺族に500万円支払われる保険でしたが、
彼女の会社の生命保険はドル建てで、月々の支払額が変動するとのこと。
2つ目に、掛け捨ての謎保険。
彼女はその謎保険の事を、「家族愛保険」と呼んでいました。
余計に謎です。
内容としては、私が60歳までに大きな事故や病気で寝たきり等、働けなくなった場合、指定した受取人に毎月15万円支給されるというものでした。
しかし掛け捨てなので、60歳までに何もなければ金ドブです。
というか、働けなくなる大前提…
という事で、この不要な2つを省いてもらうよう伝えました。
オーダーメイド!!を強く推していましたのでね。
しかし、返ってきた言葉は
「終身保険は、残された家族への保険!家族愛保険も同じ!家族のために今のうちに入っておかないと!子供とか出来たら尚更!」
…いや、あの…私独身なんですけど。
子供どころか、まだ結婚すら未定なんですが。
更にびっくりしたのは、上記不要保険を合わせた月々の支払い金額が、
お値段びっくり2万円越えだったこと。
あの、私、収支を紙に書かされた気がするんです…
手取り19万OLに毎月2万越えの保険ってアンタ…
もう、お察しです。
私はカモにされているんだと。
とっても不愉快でしたが、向こうもまぁ、粘る粘る。
営業マンは歩合でしょうから、ご自身の給与がかかっているのだとは思いますが…。
なかなか帰らせてもらえなかったので、後日クーリングオフしようと思い、私は契約書にサインをしました。
この行動が、後々面倒になる事なんて知らずに……
【続く】
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