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手打ちのお蕎麦とうれしいことば

こないだ、友達と別府駅周辺をふらふら歩いていたら、たまたまその子の知り合いのお蕎麦屋さんの前を通ったので、ちょっと顔を出した時のこと。


外の人気に気がついて、

気前の良いおじいちゃん店主登場。
(ここでは蕎麦じいちゃんとでも名付けとこっ)

蕎麦じいちゃんは友達を見るや否や、



「お〜久しぶりやなぁ!!」



と明るい表情でうれしそう。

「お友達か!」

と私のほうに視線をやる。

「はじめまして〜。」



「もうご飯食べたんか!?蕎麦ご馳走してやるわ!ふたりとも入ってきい!」


「「ええ、いいんですか。。ありがとうございます、、!」」


私付き添いやのに申し訳な。。。とか思いつつ、ここはお言葉に甘えて^^








カウンターに横並びに座る。

店内には、常連さんらしき3人組も。


蕎麦じいちゃんは、友達がもうそろぼち大学卒業やから、

「最近どうなん!」とか「これからどうするんや!」とか聞いてる。


次は私に質問が投げられて、

「お姉ちゃんはどこ出身なん!」




まさかの出身同じでびっくりした…。





私あんま地元のご飯屋さん詳しくないけど、


蕎麦じいちゃんはめっちゃ色々知ってそうやった。

なんなら、「めっちゃ詳しいでぇ〜」って自分でも言うてた^^

今度地元帰ったら一緒に行こうよ、って。


そんなんぜひ!




「名前はなんていうの?」


ちゃんと本名言うてんのに、



「じゃ、まあここでは”きんちゃん”って呼ぼうか〜!」



って、まじで名前になんも関係ない呼び名にされてウケた。

(友達の名前に「たま」が入るから、そういうことらしい。)

(おい!)

まあなんでもいいんやけどっ。




蕎麦じいちゃんはそれから私の顔をじっと見つめて、



「あんた妖艶やなあ〜、色気あるわ!」



って、

(ちなみにこのセリフ、この後お店出るまでずっと言われ続ける)


ほんなら常連さんたちも口を揃えて、

「うんうん、本当に!」とか言って共感してる。

「目の感じとか唇のシュッとした感じとか。」

「雰囲気もね、その髪型が相まって!」



普段、”妖艶”とか言われることってなかったから嬉しかった。



わたし、初対面でも声のトーン低いから、



「落ち着いてる」とか「真面目そう」とかはよくもたれる第一印象。

あとは背ちっちゃいがゆえの、「かわいい」も。



自分の顔のコンプレックスなんて言い出したらキリがないけど、


何を言っても全部、



「なにを言ってるの!そこがいいんだよ!!」


って肯定してくれた。


一番のコンプレックスは顔の下半身やけど、そこさえも全部。




「あんたは美人ではないけどね、本当に色気がある。」
(めっちゃハッキリと正直に言ってくれる^^)



「これからもっとイイ女になるよ、あんた。」
(「いやあの人誰やねん!」って常連さんたちのツッコミ^^)



あと、その日は赤いリップに赤いカーディガンを着てたんやけど、


「赤がほんとに似合う。」

とも言ってもらって、


それはほんまに私にとって最高の褒め言葉。


その後も、常連さんもみんな交えて色々話した。


(今の私のバイト先が、常連さんが20年くらい前にバイトしてたところっていうのも、これまたびっくりよ。)



まあそんなこんなで、



とにかく蕎麦じいちゃんは、



(蕎麦じいちゃん曰く)”妖艶”な私を、とっても気に入ってくれたみたい。




「たまちゃんもきんちゃんも、またおいでよ!」


「「ごちそうさまでした!また来ます!」」




常連さん「夜も営業するの?」

蕎麦じい「こんなに酔っ払ったからできるわけねぇわ、今日はもう閉める!!」



蕎麦じいちゃんはご帰宅なさいました^^





たしか、昼の14時くらいやったかな。


手打ちの美味しいお蕎麦と、

たくさんの嬉しい言葉で日本酒がすすんだ、



日曜日の出来事でしたっ。
















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