見出し画像

不登校児の学力は取り戻せる

下の子どもも高校の卒業し、新たな生活が始まりました、感慨深いですね。

コロナ禍での不登校、過去最多の24万人らしいですね。
うちの上の子どもAが不登校になった時は学年で2〜3人程度
2つ違いの下の子どもRが不登校になった時はクラスで2〜3人
あの2年間だけでも、増えてるな、と感じていました。

不登校になる理由はそれぞれあって、原因が一つではなくて、いろいろな原因が重なってしまうことがほとんどだと思います。

親として、学校へ行ってほしい、と思うのは、勉強についていけなくなってしまうのではないか、という点が一番大きいかなと思います。
でも、子どもたちの学力は中卒程度は取り戻せるし、それ以上も可能でること、さらに言えば、学校では教えてもらえないことを学べる機会はたくさんあります。

Aは数学に絞って勉強し、数Ⅰはマスターできました。
Rは現代文に絞って、模試で80点以上取れるようになりました。
ひとつ、できるようになって自信がつくと、他の教科にもいい影響が出てきます。「無理」って思った教科は潔くあきらめ、「これならいけそう」と思ったらとりあえずやってみる。「とりあえず」という軽めで良し、です。

Aは生物を独学し始めて、Rは模試の数学20点→60点に上がりました。

親として何をしたか、まずは
学校に行けない、行きたくない、そんな気持ちや思いを受け入れた
一番つらいのは本人ですから、親の不安や思いをぶつけてしまうのが逆効果だと思いました。
1年間は生きる気力を取り戻すことに専念、何をしたかというと、
食卓を囲む
今までひとりひとりのお皿に盛り付けていましたが、大皿におかずをてんこ盛りにしてど真ん中へどーんと置いて、同じ皿をみんなでつつくスタイルに変更、冬場は鍋メイン。鍋にした時に子どもたちが生き生きしていることに気付いたからです。
反抗期でもあるので、日常会話は全くなかったですが、鍋の日は明らかに饒舌になっていました(笑)
生きる気力を取り戻すと、次第に自分に向き合うようになってきます。思春期とは、今までの自分を一度壊して新しい自分を再構築する時期、自分とは何者なのかを探している時期、なんです。

自分を客観的に見れるようになってくると、「このままじゃヤバイ」と思うらしいですね、将来を考え始め、勉強に気持ちが向き始めてきました。

Aは自分から「塾へ行きたい」と言い始めました。いくつかの塾を回り、体験授業を重ねて、自分に合う塾を自分で決めていました。
Rは父がご褒美を用意して、なんとなく塾へ行き始めた、という感じなので「仕方ないなぁ」という感じでした。まだやる気はなかったですね汗
なのでRには塾の宿題に付き添いました。現代文の宿題のメインが長文読解で、問題文を見ただけでげんなりするR、文章を私が音読し、Rはただ聴いているだけ、問題も私が音読し、Rが答える、そんな繰り返しをしていただけなんですが、テストの点数はぐんぐん爆上がりし、Rは自信を取り戻し、そのうち自分一人で宿題をこなせるようになりました。

そんなこんなで、中学範囲は終了し、高校範囲へ進むことができました。

学力は取り戻せるんです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?