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【SEA】2021年マリナーズ戦力分析 野手編

■初めに

前回の投稿では投手の戦力分析を行いました。

今回は引き続き野手の開幕ロースター予想、戦力分析を行います。
※*付きは左打、#は両打。

■予想開幕スタメン

1番:ミッチ・ハニガー(右)
2番:ディラン・ムーア(二)
3番:カイル・シーガー*(三)
4番:カイル・ルイス(中)
5番:タイ・フランス(指)
6番:テイラー・トラメル*(左)
7番:トム・マーフィー(捕)
8番:エバン・ホワイト(一)
9番:J.P.クロフォード*(遊)
ベンチ:サム・ハガーティ#(内/外)、ホゼ・マーモレホス*(一/外)、ルイス・トーレンス(捕)

ハニガー、ムーアが上位、シーガー、ルイス(と多分フランスも)がクリーンナップを打つ、と予想しています。ルイスは膝を痛めており、開幕に間に合わない可能性があります。ルイスが出遅れる場合は、ジェイク・フレイリー*が開幕ロースターに入り、トラメルとセンターとレフトを守ることになると思われます。

・レギュラー争いのあったポジション(セカンド&レフト)

セカンドのレギュラーに関しては、ムーアとシェド・ロングJr.の間で争われる予定でした。ところがロングは右脛の手術からの復帰に時間がかかっており、昨年38試合で8本塁打、12盗塁、OPS.855と抜群の成績を残したムーアがレギュラーを務めることになりました。

レフトのレギュラー争いは、フレイリーとブレーデン・ビショップのメジャー経験者2人に、トッププロスペクトのトラメルが割り込む形で展開されました。前者2人が打撃で苦しむ中、トラメルは打率.302、3本塁打、2盗塁、OPS1.016と抜群の成績を残して猛アピール。現地土曜日にはサービス監督がトラメルの開幕ロースター&スタメン入りを発表しました。

・バウンスバックが期待されるチームのコア2人

オフシーズンの間に野手の補強は行わなかったマリナーズですが、昨季からの戦力アップを期待することができます。怪我の影響で昨季を全休したチームの中心選手、ハニガーとマーフィーが復帰するからです。

戦力としてはもちろん、精神的な面でもチームに欠かすことのできないチームリーダーであるハニガーが帰ってきたことは、チームにとって非常に大きいです。打率.285、26本塁打、8盗塁、OPS.859を記録した2018年のような活躍を期待したいです。

メジャーの壁にぶつかっていたマーフィーはマリナーズへの移籍を機に開花、2019年は76試合で打率.273、18本塁打、OPS.858を記録するブレイクアウトイヤーを送りました。昨季代わりに正捕手を務めたオースティン・ノラはトレード・デッドラインでサンディエゴ・パドレスに放出されており、2019年の水準ほどではないとしても、マーフィーに復活してもらう必要があります。

■野手総括

投手と同じく、「計算できる」レベルの選手が非常に少ないです。毎年安定した成績を残してるシーガー以外は、怪我からの復帰1年目となるハニガー&マーフィー、1年しか実績のないムーア&ルイス、打撃ではメジャーの壁にぶつかっているホワイト&クロフォード、メジャーでの実績が(ほとんど)ないフランス&トラメルという面々です。

"ただし本格的な「勝負モード」にはまだ入っていないので、計算はできなくてもポテンシャルは秘めたこの布陣で問題ないでしょう。" 投手編で書いた一文を引用しました。チャンスを貰った選手がどれだけやってくれるのか、楽しみです。

写真:Seattle Mariners
https://twitter.com/Mariners/status/1364753191343022082


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