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【#41】映画の思い出

自分は映画を見ることが好きで中・高校生の頃にはほぼ毎週と言ってもいいくらい映画館に通っていました。そんな自分が映画を観始めたのはまだ幼稚園児の頃。その頃は「怪獣ブーム」で「ゴジラ」シリーズ、「ガメラ」シリーズ等が映画館でリバイバルを含めて上映されていました。

ただ作品のほとんどはリアルタイムで映画館で見れたものは少なく、大半は生まれる前、もしくは生まれて間もない頃に作成、上映されたものだったので実際に見たのはリバイバル上映やテレビ放映が多かったと記憶してます。

幼少期にリアルに映画館で見た映画の中で一番記憶に残っているのはゴジラシリーズの「モスラ対ゴジラ」です。
この映画は昭和39年4月に公開されたものでシリーズとしては4作目にあたり「モスラ」の続編となります。

年代的には自分が生まれる前の作品なのですが6歳頃にご近所さん家族と映画館でリバイバル上映されていたものを見ていたのではと思い返しています。内容として印象に残っているシーンとしては次のようなものです。


1.開始冒頭のインファント島と思われる島の地中から台風によって大きな卵(モスラの卵)が海中へ投げ出されるシーン。これは子供ながらにその迫力に驚いたものです。

2.物語中盤にゴジラが地中から突然出現するシーン。
これは話の流れから突然前ぶれ無く地中から現れてくるシーンで、見ていた周りの子供たちの何人かが泣いていたのを覚えています。それ程当時の映像は迫力がありました。


この頃の怪獣映画はまだ怪獣単体のもので当時の世相を反映した作品が多かったそうなのですが、この作品から所謂「VS系」が作られる様になったそうです。ただし、単なる子供向け娯楽映画と言った内容ではなく作成当時の社会問題などを題材にしていたりするので、後に見返した時に、「そういえばこんな事があったなぁ」とか「こんな警鐘を鳴ならしていたんだ」とかを感じたものです。

ちなみに作品と社会背景の関係は
・「ゴジラ」→ビキニ環礁の核実験
・「モスラ対ゴジラ」→観光開発ブーム、新聞の第三権力化、社会派推理小説ブーム
・「ゴジラ対ヘドラ」→公害問題(四日市コンビナートの工場煤煙、田子の浦港ヘドロ公害)
といったもの。

この「モスラ対ゴジラ」を見たことをきっかけに以後、怪獣映画シリーズをいくつも見る事になり、また見返すことで作品にこめられているメッセージを知る事の楽しさを見つけた事で色々なジャンルの作品を見ることになっていく事になります。(この辺りはまた別の機会に書こうと思います)

余談ですが、小学生にあがった頃の夏休みに上映された「ゴジラ対ヘドラ」をみる為、上級生の子供たちと連れ立って映画館へ向かったのですが、いざついてみると上映期間が終わっていて、仕方なく別の映画(大映作品だったと思うのですが「妖怪大戦争」という作品)を見て帰ったというのも思い出の一つです。

幼少期に見た作品がきっかけで映画観賞といった沼にはまって行くのですがこの2、3年はコロナの事もあって映画館で見ることが無くなって寂しい限りでしたが、ようやく感染リスクも下がってきて大きなスクリーンで楽しめそうな感じがしているので再び映画観賞沼にはまってみようかな(笑)。


2023-3-16


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