一年半前に敢行した旅行の記録(ほぼリアルタイム執筆)

(2019年)12月30日。おふろカフェbivouacに行く。自転車で。
どこへでも自転車で行きたくなる性分だ。たまに自力で来たという感じを味わいたくなると、遠方まで自転車を走らせてしまう。それが今日だ。
今回の目的はゆっくりすること、あと、卒業公演で書いてみたいな……とぼんやり思っている脚本の本文に手をつけること。
このふたつ、両立すんのかな。心配。

11:45発のはずが30分遅れで出発したので到着が危ぶまれたけど、意外と17:30と早めに着いた。総距離50㌔超。すご。往復100㌔超えんじゃん。どうなっちゃうんだ。
移動中BGMがカーテンコールに使いたい曲で終了したので、自分のタイムキーパーとしての才能が花開いた感あった。

仮眠スペースのチェックインまではまだ時間があったので、入館だけ済ませて館内を見て回った。まだ子どもが元気な時間帯でファミリー向けな印象。
カフェスペースにパソコンがあったので、夜遅くなってから脚本執筆に使おうと思う。セルフ日本酒バーもあるとのことで楽しみ。はやく深夜になってほしい。

18:00になったので、仮眠スペースのチェックインを済ませた。意外と寒い。予約した女性専用スペースは一番奥にあったのだけど、鍵のついた格子ドアの奥にあって、暗さも相まって監獄を思わせる。ウケた。ライトをつければ暖かい印象になったのでヨシ。毛布じゃなくて布団がほしいな。

夕食に向けて急いで身支度をしてたけど、よく考えたらのんびりしに来たんだったと思い出して最高の気持ちになった。

まずレストランに入ったら、テントみたいな席に通された。

おふろカフェにはいくつか店舗があって、ここbivouacはグランピングをイメージした店舗らしい。グランピングを、ってさも分かってたかのように書いたけど、グランピングの意味はここに来て初めて知った。知らない人は自力で調べてください。

とにかく、そのテントみたいな席で注文を決める。いつもは焦りがちな注文を決めるという行為だって、今日はのんびりで良いのだ。時間かけすぎて店員さんに声掛けられたけど。

COEDO瑠璃というクラフトビールとハンバーグプレートを注文して、先にビールが来た。ビール特有の嫌な後味がなくてめっちゃ飲みやすい。

ここで3ヶ月連れ添った百均充電コードが折れ曲がって破損しているのが発覚。メソった コードあるかな、、帰りどうしようかな、、、

ハンバーグ待ってる間にビールなくなりそう。ヤバい 頑張って

ハンバーグきた。頼んだのじゃなくて、300円分リッチなのが来た。注文取ってくれた店員さん不安げだったし、多分間違えてしまったんだろう。わかる。私もよく間違える。こっちも美味しいからヨシ

貸しコードあった。帰りの心配だけしよう

待望のお風呂。そんなに数は多くなかったけど、永遠にいられるのが強すぎる。人生で初めてちゃんとサウナとマッサージチェアで整った。
マッサージチェアで横着してフルーツ牛乳開けたらこぼれた。タオルが死んだ。

まだ21:30!!あと10時間以上いられるのか。強すぎるな。
パソコン使おうとしたけど、Appleの据え置きパソコン(追記:iMacっていうんだよ)の使い方が分からないのと、ワンドライブにログインできなかったのとで断念した。
この時間帯は子どもも元気で、セルフバーで飲む気にもなれない。漫画も読み始めたら無限になっちゃうし、やることないので仮眠スペースに戻ろうと思う。色々取り掛かる気あるのかこいつ。

いや枕硬いな! 戦国時代かよ!

えーーアイスとか食べに行こうかな どうしよう 無為な時間を過ごしに来たんだけど、無為に慣れていなくて落ち着かない。

.......寝て起きたら24時になっていた
バーに来たんだけど、おじさんが電線上の鳩のごとく大量占拠してて居場所がなかったので、ツリーハウスでスミノフを飲みながらムシコロラジオを聴く。今回のムシコロラジオは年末スペシャルでお便りを108通も読んでいるのでなかなか聴き終わらない。
ちっちゃな女の子と仲良くなった。YouTubeでスタートゥインクルプリキュアのOPを聴かせてみる。喜んでた(多分)。初めて聴いたけどいい曲だった。

25時も過ぎると人もまばらになってきたので、ここでセルフ日本酒バーのカードを貰った。30mlずつ好きな日本酒を飲めるのでいい。ワインも飲めるみたい。ボジョレーヌーヴォーは酸っぱかった。感想は以上。こんなやつにボジョレーを飲ますな。

適当に席を見繕う(席を見繕うってかっこいいね)。目の前で焚き火が灯っている。グラス越しの焚き火は鈍く揺れていて、私はそれをぼんやりと眺めていた。あったかい。私がお酒回ってきてるせいじゃないと思う。この炎、本物じゃないよな? どういう仕組み?

27時、さすがにバーも閉店したのでここでやっと脚本に取り掛かる、前にモテキの一巻を読んだ。告白OKとNGの曖昧な境目を細かく描いててよかった。脚本全然進まない。え? 全然進まないんだけど、、、

おやすみ

起きたら閉館ギリギリだった。余韻なく外へ。これからまた50キロチャリ走らせて帰るのか……

後方から来たおばさんに「遅い。邪魔」と乱暴に言われ傷ついた。自転車に乗っている時は思考がぐるぐる回るから、しばらくずっと傷つき続けた。

ムシコロラジオ、本当に聴き終わらない。無限か? こんなに虫眼鏡の声だけを聴き続ける機会、後にも先にもなさそう。

帰ってこれた。帰りは体をいたわりながらだったので8時間かかった。こういう旅は人を誘って行くもんじゃない。一人旅は、楽しい確証の持てない旅だけに限る。
100㌔自転車を漕ぐと、体はバキバキになり心は無になる。脚本も無。ゆっくりはできた。二兎追って一兎得たんだから、平均より上なんじゃん? 私はそう思うよ。

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