できた、を、感じよう。
今日はあれが食べたい
何時に起きたい
どんな服を着たい
当たり前のように今まで出来ていたことが
子供を産んでから 出来なくなったように感じていた。
実際に 赤ちゃんが家にいると 自分の事を自分のタイミングで決めるということがほとんどできず
とても落ち込んだり できない自分にイライラしてしまうことも多かった 。
子供を産むということが 自分にとって、とても大切なこと
人生の中でやりたいことの とても大きな一つであったのにも関わらず 、それをした後に自分がこんな気持ちになるなんて予想外だった 。
子供が一人だった時は何とかこなしていたことも
二人目の子供を産んだ後は さらにそれをすることが難しくなってしまい 、夫にあたることも多くなっていた。
子供達が寝た後にやりたいことをやって
起きたい時間に起きる
そんな夫を見て
「なんで私ばっかり我慢しなきゃいけないんだろう」
と いう気持ちが心の中でどんどん膨らんでいった 。
そうすると夫婦の間には少しずつ溝ができていく。
相手がやっていることを素直に受け入れられないし、
夫がただ自分のコーヒーを入れているというだけで 「私にはそんな時間ないのに…」というとても嫌な気持ちがどんどん出てくるようになった。
でもよく考えてみると 夫は何も悪いことをしていないのだ。そして私に、我慢するということを強要するということも一度もなかった。
いつでも話をすれば「わかった」と、理解を示してくれたし
自分の意見や考えも、押し付けることなく冷静に言葉に出してくれる。
要は、私の思考のクセで
できない、と思い込んでいただけだったのだと思う。
夫はよく「やってみれば?」と言ってくれる。
コーヒーをのむことも、子どもより先にお昼寝することも、趣味の時間を持つことも。
やってみたら?のことばに
できない、を選んでいたのは私だったのだ。
自分で「コーヒーを飲む」と決めて、飲んでみる。
すると、意外とできることがわかった。
自分で「コーヒーを飲む」と決め、
自分で淹れて、飲む。
それがたった数分の出来事だったとしても
たとえ、全て飲む時間が無くて、やけどをしながら立ったまま飲んだとしても、
「できない」と思いやらなかったときよりも、ずっと自分の満足感が得られることがわかった。
ということは、これを少しずつ繰り返していけば
どんどん自分の心地よいことや満足感が増えていくんじゃないかな。
できない、と決めつけるのではなく、
やってみる。
たった数分でも、わずかでも
「できた」ことにフォーカスする。
何時まで寝たい、と思ったら
夫に協力をしてもらい、一度その時間まで寝てみる。
たとえ週一回、月に一回だとしても。
着たい服があったら
授乳やよだれのよごれを気にせずにまずは着てみる。
着られる時間が数分でも。
自分で「やる」と決めて、「できた!」を少しずつ増やしていく。
一つ一つの行動を自分で選択して
どうしたら叶えられるか考えながら
自分の気持ちに正直に。
自己決定感を増やすことで、心地よくいられる時間を増やしていこう。
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