見出し画像

京アニ事件で消防法が変わったのをご存知ですか?

今月の7月18日で京アニ事件から丸三年経ちますね。
事件を風化させてはいけないし、二度とこんな事件を起こして欲しくない。と言う意味を込めて、notoに書きたいと思います。

私はガソリンスタンドで働いて今年で10年目になります。
京アニ事件前は携行缶にガソリンを入れる際は特に何も聞くことはなく、支払い方法、油種と数量を聞いて、お客様が持ってきた携行缶に給油していました。

しかし、京アニ事件後は消防法が変わりました。

消防庁「ガソリンを携行缶で購入される皆様へ」
広報用ポスター


必ず免許証(身分証)の確認後、販売記録簿にお客様の名前、住所、ガソリンの使用目的を書いてもらい、こちらでは給油後に年月日、時間、レシート番号、リッター数、担当名を記入します。

フルサービス店、セルフ店(お客様がスタッフに声掛けし、スタッフが給油する)違いはありません。

しかし、この消防法が変わる前後、身分証の提示を拒否する、記録簿の記入に対して文句を言う人が、結構いました。

再発防止への対策

消防庁および警察庁は、ガソリンを容器で販売する際の販売記録を残す方針となり、7月25日に消防庁から各都道府県の防災部署、消防機関のほか、石油の精製や元売りの業界団体である石油連盟や、ガソリンスタンドの業界団体である全国石油商業組合連合会宛てに通達が、警察庁生活安全局から各都道府県警察等宛に事務連絡が行われた[140]。

しかし、販売の際に身分証の提示を求めても拒否される事例があるとして、事業者側が「確認が義務であること」を法令で明確することを求めた結果、改正された消防法の関係省令が2020年2月1日に施行された[141]。また、京都市消防局は2019年度中に、放火やテロによる火災時の避難指針を策定し、避難梯子の設置などを促す方針を固めた[142]。また、2020年3月に京都市消防局は大規模火災を想定した「火災から命を守る避難の指針」を発表した[143][144]。

Wikipediaから抜粋

私の店の周りは田んぼがあり、農耕機や草刈機に使う用にガソリンを携行缶で買いに来るお年寄りが多いのですが

「なんでこんなの書かなきゃいけねーんだよ!!」
「めんどくせーなぁ!!」
「免許証なんか持ってきてねぇよ」(←車で来てるのにこの時点でおかしいのだが、結構いる)

など、罵声や文句を結構言われました。

今でもたまに言われます。

その度に私は毅然とした態度で

「京アニ事件で30人以上亡くなってますからね?」
(なのにお前はそんな事を平気で言うのか?と言う思いを込めながら)

と言っている。

ウダウダ文句を言って、他のお客様の迷惑になってるし、営業妨害にもなってるから老害とか言われても仕方ないんじゃない?と思っている。(身分証が無い場合は携行缶への給油はできません)

逆に若いお客様は何も文句もなく、協力してく下さる方が圧倒的に多いです。

もちろん、優しいお年寄りもいらっしゃいます。

私も老害にならないように気をつけなければ。と反面教師にしています。

あと、ガソリンスタンドスタッフとしてのアドバイスとして、災害用に携行缶にガソリンを保管しておくのと、車はガソリン半分になったら、満タン給油をオススメします。

もし、電気が停まった時は車で携帯の充電ができる。冷房暖房がある。テレビも見られるので情報が受け取りやすい。など、車でできることが沢山あるからです。

ガソリン、多分暫くまだ高いですけど、ケチらないで満タン給油をオススメします(*´罒`*)

タイトル画像はコロナ前に行った入間基地の航空ショーのブルーインパルスです。(なんとなくで選びました)


残念ながら、消防法が変わった後も似たような事件が起きてしまい、心が痛むのですが、私達の活動が少しでも抑止力に繋がっていて欲しい。という想いも込めて、noteに書かせていただきました。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?