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【2021年】PMP合格体験記

2021年3月、3回目の受験にしてやっと合格することができましたので合格体験記を書いてみようと思います。

これからPMPを受験される方のお役に立てれば幸いです。

※なお、個人的な見解を含みますので責任は一切負いません。

スコアレポート

スコアレポートは以下の通りです。

◆2021年1月受験:Fail

Process:Below Target
People:Needs Improvement
Business Environment:Needs Improvement

■使用していた教材
PMBOKガイド第6版
・会社での集合教育(35時間)
・集合教育での独自教材(eラーニングやYouTube動画等)

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■感想
PMPの模擬試験などを一切受けずに挑んだため、問題文の長さに圧倒されました。また、2021年1月からは大幅に改定され、アジャイル関連の用語が頻出されているにも関わらず、アジャイルの学習をほとんどしてこなかったため、全く手も足も出ませんでした。

■教訓
・模擬試験などで、PMPの問題に慣れておけばよかった。
・アジャイル実務ガイドを読んでおけばよかった。
・すでに合格した先輩に学習方法を聞いておけばよかった。

◆2021年2月受験:Fail

Process:Target
People:Below Target
Business Environment:Above Target

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■使用していた教材
PMBOKガイド第6版(模擬試験の答え合わせ時に使用する程度)
アジャイル実務ガイド(全ページ読了)
・集合教育での独自教材(ITTOを復習するために使用)
・上記主催の模擬試験(問題に慣れるため、200問×5回程度)

■感想
1回目受験の反省を踏まえ、アジャイルの学習を強化。アジャイル実務ガイドは全て読みました。また、模擬試験も繰り返し実施し、「何が問われやすいか」が分かってきました。先輩からは、「①先人の合格体験記を読むこと。②早めに受験すること。」をアドバイスされました(これが後に功を奏すとは...)。結果は、合格ラインギリギリで不合格。特に、People(人)分野が苦手なことが発覚しました。

■教訓
・People(人)分野を徹底して学習すればよかった。

◆2021年3月受験:Pass

Process:Above Target
People:Above Target
Business Environment:Target

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■使用した教材
アジャイル実務ガイド(ななめ読み)
プチまな(合格編600問)

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■感想
People(人)について、苦手意識があるため集中的に勉強。先輩から教わった合格体験記をインターネットで検索。中でも、プチまなという学習サイトが定評があるようだったため早速使用。これに出会ったのが僕の中での分岐点になったと思います。最新のアジャイルにも対応しており、何より解説がしっかりしているので、PMPとしての考え方をインストールできると思います。
結果は、合格ラインを上回り無事合格。People分野は、Above Target(目標を上回る)でした。

PMPを学ぶ上で必要なマインドセット

PMPを学習していく中で、共通して言われているポイントをまとめてみました。PMPを取得する上で必要なマインドセットだと思われますし、試験でも再三問われた記憶があります。これらがしっかりインストールされていれば、回答がブレることはないと思います。

■ITTO
ITTOを覚えるのは必須条件。加えて設問から、どのフェーズのことを言っているのかを連想できるようになると吉。

■ステークホルダーを満足させる
「今さらそんなこと言う?」みたいな受け入れがたい要求があったとしても、決して無視してはいけません(PMPの世界では)。要求を満たすためにはどうしたらいいか?と、落とし所をを考えるのがPMです。直接会って会話するなど、コミュニケーションをとることが重要です。ちなみに、「有能なPMは、90%の時間をコミュニケーションに費やしている」とも言われているそうです(プチまなで学びました)。

■サーバントリーダーとしての振る舞い
サーバントリーダー(PM)は「メンバーが働きやすいように環境を整えたり、メンバーを外圧から守ってあげること」が重要。だから、「スプリント実行中にメンバーに他の作業(打ち合わせ等)をさせてはならない」ということですね。また、PMが自ら問題解決するのではなく、メンバーの育成を考え、「メンバー自身で解決してもらうように促す」(自己組織化というそうです)ことがポイント。

■コンフリクト・マネジメント
必ずコンフリクトを起こしている人と寄り添いましょう何かしらのコンタクトを取ることが大事。

■スクラム
スタンドアップミーティング時に発生した問題はその場で議論せず、別の会議を開きましょう。なぜなら、15分の時間で解決するのは不可能だから。
・今回のスプリントで達成できないことが分かったら、次のスプリントでできないか、プロダクトオーナーと優先順位などを決めて調整するPMが勝手にスコープを縮めたり、申し送りなどの判断をしてはいけません

■変更管理
具体的な行動にすぐ移すのではなく、問題の原因を追求するのがファーストステップ原因を捉えてから、変更管理手順に従って行動する。はやる気持ちを抑えて、ステップバイステップで実行する必要があります。

■アジャイルへの移行について
これまで予測型の組織が、いきなりアジャイルを適用できたらみんな苦労しません。なので、アジャイルを取り入れたい人と、そうでない人の意見が衝突します。なので落とし所としては、間をとってハイブリッドを適用したり、アジャイルについて適材適所に教育して理解を求める啓蒙活動を行うのが最初

■計算問題
EVMなど計算ができることより、数字の意味を理解することが大事。

その他

過去に出題された問題は、3回ともよく出題された印象です。解けなかった問題はまた解けません。しっかり復習した方がよいです。
和訳がおかしいところがあるので、その場合は英訳で確認した方がよいです。英語で見ると、キーワードがたくさん出ていたりします

参考書籍




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