わたしも、やめてみた!


わたなべぽんさんの『もっと、やめてみた。』という本を読んだ。


前作が好きで今回は人間関係で辞めてみたこと、というチャプターがあった。まさに私も同じようなことで悩んでいたのでこれは買わなくちゃ!と思いすぐ購入した。


本に出会うにはタイミングがあると思う。私もこの本に出会うべくして出会ったのだと思っている。この本を読んでこんな考え方があったのかとかなり楽になったし、なによりわたなべぽんさんの絵がかわいらしくて癒やされた。


そして私もやめてみた。ずっと辞めるかどうか迷っていたsnsのアカウントを削除した。「これを辞めたら友達との接点が全然なくなるだろうな。さみしいかもしれないし、私が他にアカウントを作ったんだと思われて自分はフォローされてない!と誤解を与えてしまったらどうしよう。話しについて行けなくなったり、誘ってもらえなくなったらどうしよう。」なんて不安ばかりで、情報が入りすぎて疲れるから辞めたいのに辞められないという状況だった。

でもこの本を読んでなんだかどうでもよくなった。なくなったとしても仲のいい友達との連絡手段はあるし、そのsnsをやっていないから友達じゃ無いわけじゃ無いし。自分が疲れてしまうのなら一回離れて、また元気になったらやってみればいいかと思えるようになった。あれだけ悩んでいたのにスッと辞めることが出来たのには驚いた。それに辞めてから数週間経った今ではないが当たり前で他人の生活は全く気にならなくなった。スマホを触る時間も減って本を読む時間が増えたことでもの凄く楽に生活が出来るようになった。

大学生になると小中学校や高校時代の友達とは会う機会が減って話す機会もなくなる。それに今は大学の友達とも会って話すことはほとんどない。だからなのかsnsに自分の気持ち、感じたこと、起こったこと、全てたった1つの画面に収まるように一生懸命書いて発信している人が増えた気がする。(あくまで私の周りは)

それまではきっと学校へ行って話したり友人に会って話したりしていたんだろうけどそれが出来なくなったからsnsに全てを注ぎ込む人が増えたのだろうか。私はそれを一年間見続けてかなり疲れてしまった。コロナ対策を自分より少しでも怠っている人を汚い言葉で罵ったり、ワクチンに対する持論を鼻高々と語ったり(ワクチン打たないひとは信じられないとかその逆の意見も見た)、なんだか人格攻撃をしているみたいだし見ているこっちまで関係ないのに攻撃されているような気分になった。それになぜだか分からないけれど普段絶対そんな言葉使わないのに!という人が増えた。会えばとてもやさしい人なのにsnsでは荒い口調で厳しい言葉を発していたりすると、どっちが本当の彼女なんだろうと疑ってしまう。私といるときは楽しくなくて気を遣ってあんな感じだったのだろうか、他の人とは荒い口調で悪口を言っているのだろうかと思ってしまう。コロナ禍ではそんなことが多くてかなり疲れてしまった。本当はもっと前に辞めればよかったんだろうけどそれはそれで人との繋がりがなくなりそうで怖かった。


結局、出会うべくして出会ったこの本に勇気をもらって私はsnsを辞めることが出来た。良いのか悪いのかはこれから分かるんだろうけど、今のところはいい感じ。もう一度snsと向き合って自分なりのルールを見つける時間にしたい。目の前の時間をもっともっと大切にして、今のうちに理想のかっこいい女性に近づいていきたいなと思っています。さっそく運動運動!


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