未来が分かっている人生は楽しいのか?
「行動しない」ことを選び続けた人生
僕は友達が少ない。なぜなら、遊びに誘われても断ってしまうからだ。一度断ったくらいであれば、また誘ってくれるかもしれない。しかし、2回、3回と断っていると、誘われなくなってくる。
僕が遊びを断る理由は、家で一人でいる方が有意義な時間を過ごせる気がするからだ。人といると、どれだけ仲が良かったとしても、それなりに気を遣う。人数が多くなると、もっと気を遣う。家で一人でいるほうが気楽だ。
あとは、遊びに行くことで自分にどんなメリットがあるだろうかと考えてしまう。遊びに行くことで、明日の自分は何か変わっているだろうか?と。
ほとんどの場合、何も変わらない。それであれば、家で誰にも気を遣わずにゆっくりしながら、体を休めていた方がいいという結論になる。
未来を見通す感覚
そんな生活を続けていると、トラブルに巻き込まれることが極端に少なくなる。
たとえば、次の日が朝早いのであれば、前日の飲み会は断る。結果、遅刻しなくなる。
友達からサッカーに誘われたとしても、相手チームのレベルが高すぎたり低すぎたりすると、楽しくなさそうだから断る。結果、同じようなメンバーとしかボールを蹴らなくなる。
忘れ物をすることもないし、時間がなくて焦ることもない。まるで、少し先の未来を見通せているような感覚になる。
自分の予想を超えることは起きない
「未来を見通せる」というと、すごいことのように思えるが、実はすごく虚しいことである。なぜなら、自分が想像できる範囲の事しか起こらないからだ。
僕は人と話すことが苦手なので、気の許せる決まった友達としか遊ばない。いつも遊んでいる友達なので、毎回同じような話をする。そこまで予想できている。しかし、それ以上のことは起こらないのだ。
損得勘定は捨てて、飛び込んでみる
明日どんなことが起きるか知っている状態で明日を過ごすのは、とても退屈なことだ。同じゲームを何回も繰り返すように、過去に経験した出来事しか起きない明日であれば、楽しみは半減してしまう。
自分が予想していないことが起きるからこそ、明日を過ごすのが楽しいのだと思う。
もちろん、予想外のことが起きるわけなので、ストレスになることが起きるかもしれない。今までの僕は、そのストレスを避けるように生きてきた。その結果、なんだかつまらない人生のように思えてきた。
友達の誘いには全て乗ってみる。今まで話したことがない会社のメンバーと話してみる。そんな些細なことでもいいので、挑戦してみようと思う。そうすれば、今までとは違った何かを得られるかもしれない。
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