「結論からいうと、食事作りの綿密さと、夕食の会話の多さと、家族団らんの楽しさは必ずも一致しない」と、ここで展開されている分析はとても興味深い。小山静子が分析した、大正期の生活改善運動の食卓での団らんに注目したい。『平成の家族と食』家族のコミュニケーションは食卓の充実からか、より