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果物に貼ってある数字でオーガニック栽培かどうかが分かる!?👀


昨日、SNSにバナナの投稿をしたら、【『4』で始まるバーコード数字は農薬が一番強いと聞いたことがある】とコメントを下さった方がいらっしゃいました。


私は今まで、バーコードの数字をあまり気にしたことが無かったので😅、さっそく調べてみました。


調べて分かったのは、バーコードには【PLUコード】と【JANコード】があるということ。


そして、【JANコード】の方は、6桁、8桁、12桁、13桁、14桁など数種類(名前も異なる)あり、一概に【頭の数字】では商品の中身が分からないようでした。。😅


そこで、今回は、輸入果物などに貼ってある、分かり易い【PLUコード】に関してまとめてみました。


【PLUコード】は、IFPS(The International Federation for Produce Standards:国際生産基準連盟)という組織が管理している商品の識別コードで、4桁~5桁の数字で管理されているそうです。


こんな感じ👇です。

【PLUコード】




PLUコードは、【Price Look Up】 コードの頭文字をを取った略で、PLU番号、PLU、農産物コード、または農産物ラベルと呼ばれる【価格検索コード】だそうです。


また、フルーツや野菜などの農産物は沢山の種類があるので、このPLUコードで、商品名や品種名、栽培方法や色、サイズなど、さまざまな属性データを区別しているようです。


そして、PLUコードの3000~4000番台が【農産物】に割り当てられているそうです。

【PLUコードデータベース】
※こちらで番号を入れると商品に関してのデータが見られます。


3000~4000番台の前に【9】がついて5桁の番号になっているものもあります。

頭に【9】のついた5桁の数字は、【オーガニック栽培】の農産物に割り当てられているそうです。

【オーガニック表記のPLUコード】



👇現在の【PLUコード】はこちらです。

【PLUコード】(2015年以降)※2022年4月現在

・93000 ー 94999:オーガニック(有機栽培)農産物

・83000 ー 84999の番号:化学農薬・肥料使用農産物

・3000 ー 4999の番号:化学農薬・肥料使用農産物


IFPSの資料からは、【ランダムに割り当ててある】と書かれていて、特に【4】から始まる数字のものが【農薬が強い】という記載は見つかりませんでした。


また、以前は、【8】から始まる5桁の数字は遺伝子組み換え番号だったようですが、使用されなかった為、農薬・化学肥料を使った農産物の割り当て番号(3000ー4999)が全て埋まってしまったので、現在は、化学・農薬肥料を使用した農産物に割り当てられているそうです。


※ただ、現時点では、【8】から始まる5桁の数字は、まだ市場に出回っていないようです。

【2015年改訂のIFPSの資料】


※黄色のマーカーを付けた箇所に【新しくリリースされた 83000-84999 シリーズの PLU をしばらくは発行しない予定である。業界では、将来起こるであろう変化を理解することが重要である。】と記載されています。


調べていて気になったのが、2015年にIFPSが、PLUコードの【83000 ー 84999】番台に関して改定しているのですが、農林水産省の資料(2005年)が改訂されていないため、いくつものYoutube動画やブログ等で(近年のものでさえ)、【頭が『8』で始まる数字は『遺伝子組み換え』】と、間違った情報が掲載されていました。。💦


果物はよく買うので、今後は、スーパーに行った際に、PLUコードを確認してみようと思います😊





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