見出し画像

非連動提灯の有用性について①(ミニ四駆)

お久しぶりです。
早速ですが、非連動提灯の有用性について、どうしたら有効に使えるのか、という点も含めて書いていきたいと思います。

そもそも、なぜ非連動提灯なのか。

逆に、連動提灯ではダメなのか。

非連動提灯を語る上で、まずは連動提灯の特性を論じたいと思います。

連動提灯の狙いは、ズバリ、提灯に連動したスラスト変化。特に、LCやスロープ射出でスラストをかけたいとき。

ただ、連動ゆえに、提灯の反応が劣ると、スラスト移行が遅くなり、狙ったタイミングでスラストをかけることが難しいし、提灯の開口そのものによる、マシンの姿勢制御のタイミングも遅れてしまうわけで、提灯の効果を十分に引き出せない可能性がある。

また、連動提灯は着地時に、デメリットしかないと感じていて、つまり、提灯が持ち上がると、スラストは強スラストになるのだけど、同時にフロントローラーステーも持ち上がるのだから、車体がローラーを起点に持ち上がる可能性がある、ということ。

なにがいいたいか、というと、着地の時に、提灯が跳ね上がるとスラストはかかるが、ローラーステーまるごとマシンも持ち上がる、という相反する現象が起こる、ということ。

たちが悪いのは、フロント提灯ゆえに、フロント側に浮力が作用してしまうため、着地まではせっかく頭下がりでコースに侵入できたのに、コースインした途端に頭が浮いてしまい、コースに弾かれてしまう、という現象が起こる。

これを回避するために、提灯のマスダン重量を重くして、提灯の跳ね上がりを抑える、という策もあるのだけど、総重量が増えてマシン自体の速度が遅くなる、というデメリットがある。

また、提灯の開度を狭くして、マシンが持ち上がりにくいようにする、という策も考えられるのだけど、そうするとジャンプの姿勢コントロールが難しくなる。

着地時にフロント提灯の持ち上がりにスラストが勝ればいいのだけど、それは非常にシビアな調整が必要。

ここまでの議論を踏まえると、連動提灯をつければオッケー、という認識は改め、特に着地がうまくいかないときは、連動提灯そのものの機構を疑うべきかもしれない。

以上の連動提灯の特性を踏まえ、次回、非連動提灯について書きたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?