[GBA:23] ロックマンエグゼ6電脳獣ファルザーと私。
GBAとは「ロックマンエグゼ」である。
かつての私にとって、上記は過言ではなかった。
そして現在、GBAソフト収集&プレイを楽しむアラフォーおじゲーマーの私にとっても「ロックマンエグゼ」がGBAを代表する特別な作品であることは揺るがない。
この記事では「ロックマンエグゼ6電脳獣ファルザー」の感想を綴る。
以下、「ロックマンシリーズ」をナンバリングやサブタイトルで呼称する。
ロックマンエグゼ6電脳獣ファルザーとは
「ロックマンエグゼシリーズ」はカードゲーム的なバトルシステムが特徴のアクションRPGだ。
今回遊んだ「エグゼ6」は2005年11月23日発売のシリーズ完結編である。
正直、他のGBAソフトから頭ひとつ抜き出た完成度だと感じている。
そんな作品をほぼ年1で発売し続けたカプコンには頭が下がる想いだ。
・・そもそもロックマンファンなので贔屓目に見ているかもしれないが。
個人的には集大成として制作された「エグゼ3」かシリーズ完結編の「エグゼ6」が特に印象深い。
「エグゼ3」以降は「ポケモン」のように2バージョン展開が打ち出された。
主な違いはロックマンのパワーアップ形態と一部のボスキャラクター。
「ロックマンでボスが違うって、ほぼ別のゲームでは!?」と衝撃を受けたことを覚えている。
「エグゼ6」も「電脳獣グレイガ」「電脳獣ファルザー」の2バージョンあり、今回プレイしたのは後者の「電脳獣ファルザー」だ。
シリーズ完結編の熱いシナリオ
さて、まずは「エグゼ6」のシナリオについて少し語らせてほしい。
「エグゼ6」は「熱斗くんがお馴染みの秋原町から引っ越す」という衝撃展開で幕を開ける。
「最終作で主要キャラ一新か!?」と驚くが、終盤にいつものメンバーも合流するので安心して欲しい。藤子・F・不二雄先生の生み出したテンプレート(主人公、ガキ大将、金持ち、ヒロイン)は偉大である。
加えてワイリー博士やバレルといった過去作キャラクターも登場し、過去作からの伏線も回収される完結編らしい熱い展開が楽しめる。エンディングで熱斗くんたちの未来が描かれるのも良い。
個人的にはカーネルとアイリスのラストが好きだ。
元ネタの「X4」では悲劇的な最期を迎える2人なので、ある種の救済とも言える展開には胸が熱くなった。
このように綺麗に完結した「ロックマンエグゼ」であるが、その人気の高さが次作「流星のロックマン」に影を落とした点は否めないだろう。
懺悔すると私も当時「エグゼ再開しないかな・・・」と思っていた1人だ。スバルくん(流星の主人公)には申し訳ない。
今は「流星のロックマン」も好きだ。特に「流星3」。
パワーアップ重ねがけによる爽快感
システム面の特徴はなんと言ってもクロスビーストだろう。
「ロックマンエグゼシリーズ」では作品毎にパワーアップシステムが異なる。
「エグゼ6」にはクロスシステムと獣化システムという2種の独立したシステムがあり、なんとそれらを重ねがけして更なるパワーアップも可能だ。
この重ねがけ状態をクロスビーストと言う。
片方でもぶっちゃけ十分に強いのだが、クロスビーストはやりたい放題。
しかも「エグゼ4」のダークチップのようなデメリットもない。
圧倒的な火力で敵を蹂躙する爽快感は「エグゼ6」が持つ唯一無二の魅力だ。
ついでにナビカス(パラメータ強化システム)も自由度大幅アップ。
プログラムをエリア外にはみ出して置けるようになった。
コーヒー飲みまくってバグストッパーをゲットしたら、好き放題にロックマンをカスタマイズしよう。
ロックマンエグゼ6電脳獣ファルザーを終えて
久々にプレイしたが、やはり「ロックマンエグゼ」は面白い。
「アドバンスドコレクション」も出たことだし、新たな展開が起きてくれることを切に願う。
現行機で旧作を遊べるのも嬉しいが、やはり新たな作品を初見でプレイしたい気持ちは幾つになってもなくならないものだ。
さぁ、次のゲームへ行こう。
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