[GBA:30] ソニックアドバンスと私。
マリオ、ゼルダ、ロックマン。
息の長いアクションゲームはどれも大好きだが、中でも私の最も愛するゲームが音速のハリネズミ、ソニック・ザ・ヘッジホッグだ。
MD時代の出会い、時を経たDCでの衝撃的な再会、その後の紆余曲折と「ソニック」シリーズに対する感情には語りきれないものがある。
そんな訳で今回は「ソニックアドバンス」のプレイ感想を綴る。
2001年、任天堂ハードで走り出したソニックの勇姿をお伝えしたい。
ソニックアドバンスとは
2001年12月20日発売。
セガのハードウェア事業撤退後、他社ハード最初の「ソニック」だ。
なお、同日に「ソニックアドベンチャー2バトル」がGCで発売されている。
ゲーム内容はMD時代を思わせる2Dアクション。
現在の定義で言う「クラシックソニック」である。
まぁ、「クラシック」か「モダン」か定義される前の作品なので、2Dアクション作品でありながらソニックのデザインは「モダンソニック」という言わばハイブリッド仕様ではあるのだが。
わかりやすいので本記事内では「クラシックソニック」として扱うこととする。
他社ハード1発目と言うこともあり、内容はMD時代のいいとこ取り。
緑の映える丘や工場地帯、カジノ、雪山など代表的なロケーションが一通り詰め込まれている。
セガファン以外にも広くソニックを知ってもらうためだろう。
狙いが当たったのか「ソニックアドバンス」はシリーズとして定着し、その後はDSの「ソニックラッシュ」シリーズへと続いていくこととなる。
そしてこのゲームに対する感想だが、真ENDを目指すか否かで大きく異なる。
普通にクリアする場合の感想
高速で走り抜けるステージとジャンプを駆使するステージの緩急が楽しめる。
ソニックと言えば眼にも止まらぬスピード!と思われがちだが、「クラシックソニック」には意外にも慎重なジャンプを要するプラットフォーム色の強いステージも多い。
操作キャラクター4人もそれぞれ個性的でGood。
同じコースでも別ルートを通ることで新鮮に楽しめる。
総じて「クラシックソニック」の魅力がコンパクトに詰め込まれた良作。
細かな動きをしてくれるドット絵も秀逸だ。
真ENDを目指す場合の感想
掌を返したように一転して苦行ゲーとなる。
真ENDへと至る条件は
4キャラ全員でクリア
カオスエメラルド7個コンプリート
なのだが、後者のカオスエメラルド集めが苦行。
カオスエメラルド集めは「クラシックソニック」定番要素とは言え、他社ハード1発目から容赦なさすぎやしないか?
カオスエメラルド入手のためにスペシャルステージへ訪れるのがそもそも面倒。
スペシャルステージの難易度が高い。
スペシャルステージをリトライするためにはソフトリセットが必要。
と、高難易度なのにリプレイ性が著しく低い作業を強いられる。辛い。
ソニックアドバンスを終えて
「クラシックソニック」の魅力を手軽に味わえる良作だ。
ただ、もし真ENDを目指すならば相応の覚悟と気合いが必要となることを留意して頂きたい。
ちなみに「クラシックソニック」にフォーカスして書いてきたが、私は完全なる「モダンソニック」派である。(「クラシックソニック」は嗜む程度だ)
「モダンソニック」と一口に言っても様々だが、私はソニックブーストがあってもなくてもどちらでも好きだ。それぞれに良さがある。
GBAに限定しない「ソニック」シリーズの記事もそのうち書きたいところだ。
さぁ、次のゲームへ行こう。
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