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[GBA:35] くるくるくるりんと私。

GBA生活も気付けば35タイトル目。
前回「ポケットモンスターエメラルド」をしっかり楽しんだ私は軽めのタイトルで気分転換を計るべく、記念すべきGBAロンチタイトルの1作を手に取った。

そんな訳で今回は「くるくるくるりん」のプレイ感想を綴る。
タイトルから受ける柔らかな雰囲気に反して、慎重かつ大胆なプレイが要求される傑作アクションパズルだ。

くるくるくるりんとは

2001年3月21日に発売されたGBAロンチタイトルの1本。
主人公クルリンが乗る特殊ヘリコプター・ヘリリンを操り、迷子になった兄弟たちを探しに行くアクションパズルゲームだ。

ゲームの目的はヘリリン(回転する棒として表現される)をゴールまで導くこと。
ちなみに迷子の兄弟たちを見つけなくても一応クリアは可能。
ただしコンプリートしない場合はエンディングが寂しくなると思われる。

1番左のうずまき頭がクルリン。

ステージ中、ヘリリンが障害物に3回接触するとアウト。
ほんわかグラフィックに似合わぬクリアな破砕音を響かせながら、ヘリリンが砕け散る。

この障害物を避けながらゴールを目指すゲーム性を一言で表現するならば「自機が回転する電流イライラ棒」である。
今の若い人は知らないのかな、電流イライラ棒・・・
90年代後半の人気番組「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー」をご存知の方は少なくとも私と同世代に違いない。

慎重かつ大胆に進め!

「くるくるくるりん」のキモは自機が「回転する棒」という点だ。

ヘリリンの挑むステージは曲がりくねりトラップも多数配置されている。
一見すると狭く曲がりくねったカーブは突破できないと感じるかもしれない。
しかし、ヘリリンは常にゆっくりと回転しているのでカーブの角度と回転をうまく合わせれば細いカーブもすり抜けていける。
繊細な操作で難所を突破した時の達成感は格別だ。

こんなギザギザコースでもきちんと突破できる。

しかし、常に慎重にゆっくりプレイできる訳ではない。

後半のコースは休憩ポイントが少なく、動き出したら足を止める余裕がない。
また鉄球が飛んできたり、壁が動いたりとダイナミックな仕掛けが増え、ストップ&ゴーのタイミングを見計らった大胆なプレイも必要となる。

慎重さと大胆さ。
難関ステージを突破するには相反する要素の巧みな使い分け、あるいは併用が必要だ。

くるくるくるりんを終えて

序盤こそ気楽な気持ちでプレイしていたが、後半に差し掛かるにつれグラフィックに似合わぬ鬼畜なステージ構成で痺れる展開の連続だった。
大型タイトル間の箸休め的にチョイスしたのだが、期待以上に楽しめたと言える。

ところでプレイ中に「回転速度を変えられたらいいのに・・・」としばしば感じていたが、調べたところ続編では回転速度変更機能が盛り込まれているらしい。
これは是非遊びたいところだ。
ハードオフ巡りで見かけたら購入しなければ。

さぁ、次のゲームへ行こう。

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