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ハラスメント相談窓口はあちらです。ぼくではありません。あっちに話通してください。

画像は地元の観音様。

職場でパワハラの相談受けてる。それも2件も。
勘弁してくれ~~~~~~~~~~~~~こちとら平社員だぞ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ハラスメント対策委員会は何してんだ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
などと放り出したいのが本音だけれど、放っておいた結果として後々大きな問題に波及しても面倒なので、とりあえず話を聞いておいた。

聞いてて思ったのが、そういや俺パワハラについて全然知らないなってこと。そりゃ殴られたとか死ねって言われたとかなら間違いなくパワハラだろうけど、そうじゃない場合ってどこからどこまでがパワハラだと定義されてるんだろう。まずそれを理解しないことにはアドバイスもクソもないってことで弊社のハラスメント対策マニュアルを取り出したら、中身ペラッペラで大した知識は得られなかった。うける。

っちゅーわけで厚労省の出してる資料にアクセスしてみたら、こっちは文章が重苦しすぎて読むの疲れた。温度差で風邪ひきそう。
さらっとナナメ読みした結果だけど、どうやら相談を受けている2件ともパワハラ認定される可能性があるということが判明。特に片方は決定的な発言もあったのでパワハラ濃厚。というぼくの見解を相談者たちに伝えた結果、今は2人とも証拠集めに奔走しているらしい。がんばれー。

頑張れとは言ったけど、立場上どちらかの肩を持つわけにはいかないのが難しいところ。人間ってどうしても自分の受けた不利益は大きく語りがちだから、どちらか一方の言い分ばかり鵜呑みにしたら誤った判断を下してしまう。相談を受ける側はあくまでもフラットな目線で、自分の感情がなるべく介入しないように。難しいねぇ。なんで平社員なのにここまで考えなきゃならないんだ。給料上げろ。

さて、ここからはぼくの主観だけれど、きっとハラスメントをしてしまう人間ってのは大きく2種類に分類して、「マジで根っこから性格の悪い人間」か「自分の中の正義が強すぎるが故に他人に厳しく当たり過ぎてしまう人間」なんじゃないかと思う。
前者はもうどうしようもない。打つ手なし。さようなら。相談受けてる内の1件はどうにもこっちっぽいので頭抱えてる。辞めてくんねぇかなぁ。

問題は後者の方。この場合のハラスメント行為者(あえてこう表現しておく)は決して悪い人間ではないんだろうけど、自分を曲げることができないから、毅然とした態度で相手の意見を突っぱねてしまう。それが被害者にとっては威圧的に感じられて、行為者も被害者も「あの人はわからず屋だ」とお互いに不満を持ち、それがどんどん肥大化していく。誰も悪い人はいないのに、すれ違いばかりが悪化していく。
もう一件はこれっぽいから何とかならんかと祈ってるけど、話聞く限り無理そう。どっちか辞めることになるかも。かなしいね。

ハラスメントって、やってる側にはその意識がないのが恐ろしい。みんなも「どこそこの市長が~」とか「あれこれの社長が~」ってニュースで大々的に取り上げられても、自分が加害者側にいるかもしれないなんて考えないでしょ?こういうのなんて言うんだっけ。正常性バイアス?
明日は我が身ってことで、自分の行いも戒めなくちゃいけない。その点ぼくなんかは完璧だ。あらぬ誤解を生まないよう、年の近い女性職員とは必要最低限のこと以外話をしないようにしてるからね。別に女性との接し方がわからないとかではないよ。決して。ええ。信じてください。

みんなも段々と責任のある立場に就き始める年齢だろうし、知らず知らずのうちに加害者になっちゃわないように気を付けようね。といった真面目な話でフィニッシュ。オチ?ありません。各々で付けておいてください。

おわり

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