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クルーさんとネコカフェに行った日の話① 悪巧みしている後ろ姿を見られた店長

クルーさんとネコカフェに行った日の話。
待ち合わせを駅の改札にした。

同じ電車の違う両に乗ったのはリサーチ済。
おそらく私よりも前の両に乗っていると思われた。
改札に着くまでにクルーさんの姿を見つけて、そっとつけよう。そんないたずら心が芽生えた。

降りてすぐ私は小走りをした。
きっとクルーさんはエスカレーターを使うだろう。
私は階段でクルーさんの姿を探し始めた。

トコトコトコ…。
見つけたら手を振っちゃおうかな。
お先に〜とか言って、階段で走ってみせようかな…。
にやにやしながら階段を登った。

登りきった。あれ?
見つけれなかったな、もう先に着いちゃったかな?

平日なのに人が多いせいでなかなか見つけれない。結局ライン電話でお互いを見つけた。
じゃあ、ネコカフェ行こう〜!と歩き始めた時、

店長、階段歩いてませんでした?

とクルーさんに聞かれた。
エスカレーター登っている時に階段を登っている私が見えたらしい。

「え?あっ!はい!階段使ってました!」
ダイエットの一環でエスカレーターと階段を両方見つけた時は階段を選ぶって言ってたの、本当だった!と思ったとのこと。

ということは……
“クルーさんのことを見つけて、何かしようと企んでいた私”を、クルーさんは見ていたことになる。

何だか恥ずかしい!!
どこで誰が見ているかわからないものだな。
外にいる時は変なことはできないと思ったミンチョンだった。

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