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米津玄師のPOP SONGを国語力のない人が深堀りしたら……

ソニーのプレステのCMソング。
米津玄師さんの曲もプレステのCMも考察要素があるらしく、You Tubeでは考察動画があったりする。

最近この曲を毎日You Tubeで見ている。
寝る前のルーティンみたくなってる。
仕事中も頭で流れている。
この曲の何が私を中毒にさせているのだろうか?

私は国語力がまるでない。
「いや、その解釈おかしいだろうー」って思っても許してほしい。
※個人の感想です。という注釈つきで読んでほしい。

1.インパクトのある映像
2.複雑なメロディー
3.独特な歌詞

1.インパクトのある映像

中世の兵士みたいな格好の人が大量にいる中、
プレステのコントローラーみたいなのが
ある兵士の頭にぶつかって失神する。
その兵士がキラキラと変身!
変身した姿を米津玄師さんが演じている。
オレンジの髪の毛に青いタイツ?みたいなのをはいて、走ると大変そうな高さのある靴を身に着けている。
よーく見ると首にはプレステのコントローラーについてるボタンの△○✕□のモチーフのネックレスをしている。

これこれ。指なんか青いね。

これだけでかなりの存在感なのに、
いきなりじゃんけんして、あっちむいてホイをしだしたり、背の高い自転車に乗ってみたり、
猫足のバスタブ抱えて走ってみたり、
やりたい放題?な映像から目が離せなくなる。


2.複雑なメロディー

ボイストレーナーのオシラさんの解説。

リズムの構造が神!とのこと。確かに共感。
(リズムの説明が難しいので動画を見てください)
Aメロの中だけでもリズムのとり方が違う。
パズルの様だと言っている。

こちらの方もパズルの様だと紹介している。
こしとものメロディー研究室さん

1番2番の概念がなく、サビという概念すらなく、
AメロからFメロまである!とのこと。
いや、Cメロはサビだと私は思ったが、
そのCメロは1回しか出てきてないというから驚き。
これだけメロディーがあるのに、
「君だけの歌を歌ってくれ」
の同じメロディーで締めている。
(他にも紹介されているので見てみてください。)

ただただすごすぎる!
これを意識して作ったのなら
米津玄師さん天才、
もし無意識で作ってたとしたら
それもまた米津玄師さん天才!!
意識か無意識かどっちなんだろう?
でも天才に変わりない!


3.独特な歌詞

私が好きな歌は
歌詞よりもメロディーが好きになることが多い。
しかし、この曲は歌詞を聞かずにはいられない。
ものすごく耳に入ってくるのだ。

123で愛を込めて もう一生遊ぼうぜ
準備してきたもの全てばらまいて
そうさどうせ何もかも 全部くだらねえ
君だけの歌を歌ってくれ
それもまた全部くだらねえ

サビ?Cメロ?部分

くだらねえ
まぁ、お下品な言葉。
米津玄師さんの歌詞には
まぁまぁ汚めの言葉が入っている。
うまくメロディーにのるんだ、これが。
この曲にはくだらねえが、5回も入れ込まれている。
そのうちの4回は全部くだらねえと言っている。
残り1回は異常にくだらねえ

何がそんなにくだらないの?
と思うんだけど、気持ちはわかる。
人間ってどんな偉業を成し遂げたとしても、
ものすっっごい悪党だとしても
みんな死んじゃう生き物。
努力は必ず報われるって言うけど、
最後の最後は報われないんだよね。
それなのに日々を一生懸命生きてるって
くだらねえ
たまにそう考えて落ち込む時がある。

母に「POP SONGって、くだらねえって歌いまくる歌なんだよ」と説明した。(はしょりすぎた)
「あの人何でも持ってるから、くだらないなんて思ってないでしょ。くだらないのを想像して歌詞を書いてるんだね。」と母は答えたが、
私はそう思わない。

いろんなものを手に入れれば手に入れるほど
くだらねえって思うんじゃないかな。
残りの人生で手に入れられる物が少なくなって
楽しみが減るというのが1つ。
もう1つは愛する人とかなくしたくないものを手に入れた時に、それがなくなった時や、
死ぬ時にはそれを持っていけないと考えると
余計にくだらないと考えるということ。

そういった誰かが1度は考えたかもしれないことを
米津玄師さんが代表して、吐き捨てるように歌ってるんじゃないかなと感じた。

でも米津玄師さんは最後に答えを出している。

素晴らしいほど馬鹿馬鹿しい
これぞ求めていた人生
君は誰だ教えてくれよ
どうせ何もないだろう

喧しいほど甚だしい
これぞ価値のある人生
誰でもいいけど君がいいんだよ
愛を歌っておくれ

“それもまた全部くだらねえ”に繋がる

投げやりな歌詞にも見えるけど
私には希望があるように見える。
馬鹿馬鹿しくていい、やかましくていい!
それが人生でしょ?
って問いかけているみたいだ。

途中までのくだらねえは、
「まじダルいわ」って感じだけど、
最後のくだらねえは、
前向きに開き直っている感じがする。
この時の米津玄師さんはものすごいドヤ顔。
くだらねえ人生も捨てたもんじゃない。
そう思わせる歌なんじゃないかな。

以上3点の観点から、この曲は革命!!
という結論になった。
動画も挟んで超長くなったけど、楽しかった!
皆さまも深堀りしてみてはいかがでしょう?

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