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【2年次2科目め】人権と福祉・S履修

1年次に基礎科目を取りまくったので、基礎科目は残り2科目。
その中でも、もっとも頭を悩ませそうだった科目のオンデマンドスクーリングを受講しました。


人権ってなんだろうね。

某プロゲーマーの女性が炎上などしておりましたが、中学生になった私の娘も含め、若い子は気軽に使ってしまう「人権」というワード。考え出すとドツボにはまる問題でもあり、福祉を学ぶにあたっては絶対に切り離せない問題でもあり。
今年度の履修登録にあたってシラバスを読み、講義では「津久井やまゆり園」の事件に触れることが分かった時点でちょっと心がどんよりとしたのですが、絶対に取りたい科目だったので、いざオンデマンド受講となりました。

「人権を守る」とはどういうことか。

私もいい年をした大人なので、「他者の人権を尊重する」なんて当たり前のことだと思って生きてきました。でも、私が考える「人権」は、本当に「人権」だったのか……?先生のお話を聞くと、自分の視点がいかに「普通の人」「恵まれた側」の目線だったのかというのを突き付けられます。かといって、自分が「普通」の側であることに罪悪感を覚えるのは、それはまた違う気がする……
なんともモヤモヤした気持ちのまま講義は進みました。


ワーク400字、無理では?

今回のオンデマンドスクーリングは、講義の合間にいくつかのワークが挟まれるタイプの講義でした。しかしながら、「○○について感じたことを400字程度でまとめなさい」って……そのテーマを400字でまとめるの、無理では……?というくらい、テーマが重い
……。福祉や心理的支援に関わるにあたって避けて通れない問題ばかりなのですが、「明確な答え」を出すことが難しい問題を考えるのは本当にしんどい。それでも締め切りは迫るので、どうにか400字程度にまとめましたが、評価が出た今(※受講は5月)でも「なんかこうもっと上手くまとめることができなかったのか」とモヤモヤしています。


「明確な答え」のない問いを考え続けること。

さて、こうして受講内容を振り返ってみて、「人権を守る」ために私たちができることは何なのか。それはなんとなく「『明確な答え』のない問いを考え続けること」なのではないかと感じています。人権を守ろう、他者を尊重しようと言葉でいうのは簡単ですが、私たちの心の中には必ず、意識・無意識を問わず、矛盾・差別・偏見etc…が存在しています。常に「善」だけではいられないのが人間であり、安易に「善悪」で結論を出そうとすることがまた、差別や偏見を産んでいるとも言えるのではないでしょうか?そうした人の善性・悪性を受け入れながら、「考え続けること」こそが、人権の尊重につながるのではないか。私がこの講義で出した答えです。

なんかすごく語ってしまったのですが、普段の私はこんなこと全然考えず、いい年をしてすぐ「あれ嫌い・これ嫌い」とわがまま放題なので(笑)
今後も福祉と心理を学んでいくにあたって、時々こうしたことを思い出すことも必要だな……と考えさせられる講義でした。

今回はここでおしまい!

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