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ワタクシ人工股関節全置換術を受けました

=この記事を書くにあたって=

股関節に痛みを感じる前、わたしはかなり長い間、坐骨神経痛に似た痛みに悩んでいました。

そのきっかけは、中学生の時の転倒。尻もちをつく形の転倒でしたが、もう痛いの痛くないのって、多分尾てい骨は少なくともヒビいってたと思うのですが、後で調べたら仮に病院に行ってもそれ自体はギプスするでもなく自然治癒しかない。

年頃の子が恥ずかしさと怖さで我慢しちゃったことが、後、腰回りの違和感に変わっていくことは当時のわたしにはわからなかったし、実際人工股関節に至ることがそれが引き金だったかはわかりません。

とはいえ人生で骨盤周辺に難を実感し長年苦しんだ点において無視はできない出来事とは言えるでしょう。

わたしは少なくとも高校生までは外遊びが大好きで、50mは7.9秒、100mは15秒、1000mは3分58秒が最高記録。運動部でもないのに走るのだけは結構得意のおてんばでした。なので疲れると尾てい骨周辺や、坐骨神経がつる、生理痛では腰が抜ける痛さがある以外(それだけあれば医者に見せても良かったかもしれないが)元気いっぱいでした。

38歳の誕生日に双子を出産し、娘たちが10歳のときは巨体をゆすりながらもまだまだ走れた。

=寄る年波には勝てぬのか?=

ところが50歳くらいからしゃがむと膝に負担を感じるようになり、51では階段を左右片足ずつ交互に登ることができなくなりました。そして道路で転倒することが増えた(転びそうになっても踏ん張れなくなった)のをきっかけに、ポールウォーキングのステッキを両手で使うようになりました。

そこでようやく医師に相談に至ります。

整形外科のレントゲンでの診断では、
 両大腿骨と骨盤の間の軟骨はほぼ摩耗している
 大腿骨頂変形
 骨盤側も大腿骨が滑り落ちないよう接合部変形
 今すぐではなくとも手術をしても良いかもしれない

そこで対策として言われたことは「減量」の二文字でした。

しかしわたしは25歳から突然太りだして以来、一時的には痩せてもまた太るの繰り返しで、もう痩せた体になることは、ほぼ諦めきっていました。

わかっていることは絶食レベルで食べなきゃ痩せる。だが10キロ痩せる前に風邪をひいてしまう。ダイエットは中断、長い停滞期の後リバウンド。

正直なところ、減量の方法がわかりませんでした。

この人工股関節全置換手術の記録を書く上で、いくつかのわたしなりの経験を整理してお伝えすることになります。書きもらしを防ぐために、また予告編的な意味も込めて、今後のテーマをメモしておきます。

もしよかったら今後しばらくこのシリーズにお付き合いください。


=このマガジンの予告=


★なぜ不具合が起きたのか
  1 生まれつきの骨盤の形
  2 体重オーバー
  3 双胎妊娠と出産
  4 歩き方の癖と筋力
★人工股関節全置換手術
  1 するかしないか仕事との折り合い
  2 要件を満たす
  3 術前に必要なこと
  4 手術
  5 リハビリ
★病院で起きていること
  1 高齢化社会の縮図が大部屋にあり
  2 ナースの負担と働きぶり
  3 医師の選び方
  4 個人の経験から医療の政治的課題を考察

「わたしは手術のことだけ知りたい」と、ご訪問頂いた方もいると思います。結論から言いますと、受けることをオススメします。

では(2)まで、しばしお待ちを。

ちなみに写真は退院のお祝いに娘達と食べた31アイスクリームの「アナ雪サンデー」です♪

自分の経験をもとに思いのまま書いていきたいと思います。 現在「人工股関節全置換手術を受けました」(無料)と 「ハーフムーン」(詩集・有料・全51編1000円)を書いています。リハビリ中につき体調がすぐれないときは無理しないでいこうと思います。