社会教育行政

(1)社会教育を推進する上で大事なことは何か、コンセプトに基づいて説明しなさい
社会教育法には、社会教育のコンセプトを反映させた規定がいくつもある。そうした規定が、社会教育のどのコンセプトを具体化したものか、法令の解釈や政策の立案時に留意することが望まれる。

(2)社会教育行政はどのような構造になっているか(問題文がおかしい)
社会教育行政は許認可(規制)行政ではなく、給付行政(サービス行政)の範疇に入る。
★社会教育行政の構造は、地域という大きな枠組みの上に、「施設の整備」「団体の育成」「事業の実施」という3本柱で構成され、その展開を社会教育関係職員が支える構造になっている。

(3)社会教育計画における主事の役割は何か
学習の自由に裏打ちされた多様な社会教育を、より豊かな地域を創っていくために、行政及び市民に対し一定の方向を示すことにより活動を促す行政上のツールが社会教育計画なのである。
社会教育計画は、「地域住民」と「行政」の接点として策定されるものである。
実際に社会教育計画の策定を進める上で中心的な役割を果たすのが、「地域住民」と「行政」との調整役である社会教育主事であることが多い。

<参考文献>
笹井宏益・中村香『生涯学習のイノベーション』玉川大学出版部,2013

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?