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サ道~noteで読むMTGとサウナ~

東京都、池袋
都心の一等地に存在するビルの上層階を丸々使ったサウナーにとっての
TCトーナメントセンターサウナ&ホテル かるまる池袋店
モダン神前日、10/7に私はここに宿泊することにした。

こんにちは、みねすとです。

今回はmtgと少し離れたサウナのお話です。

session 1 サウナとMTG

私がサウナにハマったのはここ3年の話である。銭湯のようなでかい風呂はもともと好きであったが、サウナに対して私はマイナスの印象を抱えていた。オッサンが汗だくで狭く熱い空間でひしめき合ってるだけのマゾの趣味であると思い込んでいた。しかし、私はある日気まぐれにサウナに入ってみた。
本当に気まぐれである。最初に入ったサウナは今でも覚えている。

2019年の春ごろ。まだ水道橋で社畜をしていたころだ。仕事で終電がなくなり、次の業務開始が朝8時。始発で帰るにも睡眠時間が取れない。漫画喫茶では疲れも取れない。どうしたものか。

そうだ、twitterでみたスーパー銭湯に行こう。素泊ができるらしいしそこで一晩過ごそう。そう思った私は「RAKU SPA 1010 神田」に向かった。

いろいろな風呂があり、体を癒しながらふとサウナを見つける。何の気なしに入った私は後悔した。オッサンが汗だくで狭く熱い空間でひしめき合ってたのだ。

全然気持ちよくない。熱いだけである。私は数分でサウナ室を脱出した。体が熱い。普段苦手な水風呂に入って体を冷やそうと思ったくらいにはサウナが苦手だった。しかし、そこで水風呂入ってみると、いつも嫌いであった筈の水風呂が優しく私を包み込んだのだ。いつもの冷たく厳しい水風呂はそこには存在せず、そこには悦楽が広がっていた。

それからサウナの入り方を調べ、何回か試し、完全にサウナにハマっていた。サウナはオッサンが汗だくで狭く熱い空間でひしめき合ってるだけのマゾの趣味であるのだ。本質はそのあとの水風呂とそのあとの休憩である。

サウナに入り、瞑想をする。外部からの情報を遮断し思考を整理する。脳内で点々としていた考えを纏めあげる。するとおのずと熱さに耐え切れず、限界が訪れる。サウナ室から出て、汗を流し、水風呂に入る。火照った体が
急激に冷める。温度差で生まれる肌表面に薄い膜が張られたような感覚、いわゆる「羽衣」が発生する。そして水風呂を出て露天スペースの椅子に座って風を感じ涼む。脳内に溢れる全能感。いわゆる「整い」である。

これがMTGと相性がいいのである。大会後に反省を兼ねサウナに入る。プレイを一個一個見直し、自分のプレイングが正着であったかを再確認し精査する。大会前にはメタを分析し構築を再確認する。もちろん脳内ですべては完結しない。しかし一切の情報を遮断し、瞑想する機会は現代社会になかなか訪れない。サウナはそれを可能にする唯一の場所なのだ。

session 2 かるまる

モダン神の前日、私は東京入りし友人と「サウナ&ホテル かるまる池袋店」に宿泊した。

https://karumaru.jp/ikebukuro/

完全に一人行動が原則になっているため実際には一人で泊まったのとなんら変わりはない。
かるまるとの最初の出会いは友人のMOパンダである。割引券に便乗させてもらった。最初に来た時は衝撃を受けた。サウナが4つ水風呂が4つ、ここは天国か?

それからは鬼リピである。一時期はほぼ毎週泊まっていた。

21時に入館。体を洗い、まずは風呂に入る。40℃の平均的な温度の風呂に入って体を温める。まずはどこのサウナに入ろうか。薪サウナから行こう。しかし並びが外で体が冷えてしまう。まずは並ぶために体を温めよう。

ケロサウナに入ることにした。低めの天井にサウナストーンに水をかける「ロウリュ」がセルフで実施できる。最高である。湿度が上がれば体感温度も上がる。アロマ水をかけガンガン湿度を上げ一番上の段に座る。体が温まっていく。思考を整理しモダンのメタゲームを反芻する。独創力やマネーパイルが《力戦の束縛》を手に入れ、ハンマーを触られるようになり少し不利になってしまった印象がある。しかし打ち消しやラヴィニアで対応はできる。ハンマーのブレがある点もどうにかしたい。しかし、マナフラを抑えるためには……限界だ。サウナを出よう。

今日のサンダートルネードは7℃。ふざけた温度だ。肩まで入ると全身に強烈な冷たさが走る。ものの20秒ももたない。体が凍えるかと勘違いする。こんなのっを作った人は頭がおかしい。急いで飛び出る。

となりのやすらぎに入る。温→低の温度差から一転25℃というプールほどの温度。体が溶けたかと錯覚する。しかしあまり冷やしすぎると薪サウナに並んだ際に冷えすぎてしまう。1分ほどで出る。

薪サウナの前には4人並んでいた。休憩を兼ね並ぶ。20分ほどぼーっとしているとあっという間に順番が来た。薪サウナのほんのりとした温かさが体を包む。ゆっくりと深呼吸しながら考えをめぐらす。モダンはメタゲーム通りではない。スピードデッキより受けデッキの方が難しい。だけどカスクラは立ち位置がいい。受けつつクロックは高い。だけどマナベースがなぁ……。体がポカポカし汗が滴る。心地いい。このサウナはかるまる以外にはほぼないと言ってもいい珍しいサウナだ。人気で並ぶのが玉に瑕だが。


薪サウナからでるとシャワーでしっかり汗を流し、アクリルアヴェントの水風呂に入る。ここは潜水ができる珍しい水風呂。14℃のちょうどいい最高の温度に頭まで浸かる。体が冷水に包まれ、えも言えぬ幸福に包まれる。

横になれる椅子で横になり、少し目をつむる。冷え込んだ気温が体を冷まし、トランス状態に陥る。気持ち良すぎて白目剥いてる。


その後は23時にスタッフロウリュ、24時にイベントロウリュのあたりの日であったため、両方参加。サウナストーンにアロマ水をかけ蒸気をだすのが「ロウリュ」と説明したが、その蒸気をタオルを使って攪拌する行為が「アウフグース」である。体感温度が爆上がり、体がチンチンに熱せられる。
イベントロウリュをしてくれたスタッフの人が「アウフグース日本一になれなかった。悔しかったから日本一になるまで頑張る」と言っていた。やはりmtgもアウフグースも同じ。一番を目指す気持ちが一番大事だと。改めてモチベが上がった。まずは明日のモダン神に勝とう。水風呂に入り、椅子に座り半分気絶した状態でそう思った。

敢えて、使い古されてはいるが一番説明しやすいこのセリフで締めさせていただこう

「ととのったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

session 3 モダン神本番

0-2でドロップ。その後ペルソナの25thライブに行きました。モダンはあたり運が大事ですね。

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