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【デイビッド・ライアン】IBD 10月12日 インタビューまとめ

ミネ先生のセミナーにも登場するデイビッドさんの最新インタビュー動画をまとめました。

アジェンダは世界金融危機のあった「2008-2009年の底入れと先導株」についてです。

この動画自体は有料のIBD Liveから切り取られたものなので一部分(27分ほど)です。

フルでご覧になられたい方は有料になりますがIBDのサイトで視聴可能です。

また、この記事は全て無料で公開していますが気に入っていただけた方はサポートなどの形で応援して頂けると今後の励みになります🙇🏻

2008-2009年の底入れと先導株

2008-2009のS&P500

🧙🏻‍♂️2008年の長いダウントレンドにおいて10月はとてつもない出来高を伴った下落が一週間ほど連続した。

市場はラリーを試みたものの上手くいかず同年11月には再び安値を更新した。

ここで興味深かったのはこの期間にポジティブな出来高(チャート青色バー)もあって買いに向っている人がいたということ。

そして最後の下落になる2009年の3月($67.10)

ここでもネガティブな出来高(チャート赤色バー)は多く見られたけどこれまで2回の大きな下落に比べると比較的落ち着いていた。

2009年3月の出来高では490Mほど、過去2回は800Mオーバーだった。

ちなみにここではポジティブなインサイドデー(はらみ足)が発生している。

出来高もちょうど安値をつけた日に比べて極端に減っているね。

そして翌日に出来高を伴い窓を開けて上昇。

ポジティブなサインだったね。

S&P500は2009年3月が67.10で底値だったけど、同月のQQQを見てみよう。

2008-2009のQQQチャート

これが当時のQQQのチャートだけど同じく3月に下落してはいるものの2009年11月の安値は割らなかった。

つまり市場の特定のセグメントでは下落に対してより強い抵抗が起こっていたということ。

次に個別銘柄を見てみよう。

まずはアップル。

2008-2009のアップル(AAPL)チャート

S&P500が安値を割った2009年3月のアップルの安値は$82.33

これも直近安値($78.20)を割らなかった。

ここで注目してほしいのは3月の安値を付けてからの動き。

数えてみると合計で6日間上昇し、2日間は少し下落。

株価でいうと$82.33から$100まで上昇した。

出来高に関して言えば物足りないことは否めないが、その後も$110まではほぼ止まらず上昇したね。

次にアマゾンも見てみよう。

2008-2009のアマゾン(AMZN)チャート

振り返って見るとアマゾンの安値は2008年11月だった。

2009年2月は安値切り上げ。

3月は下落はしたものの2009年11月につけた安値からは遥か上におり、50日移動平均線も上向きになったし、すでにアップトレンドだった。

では当時のアマゾンはどこが買いポイントだったのか?

2009年11月に底入れしていたからといって実際にはなかなかすぐに買えるようなものではない。

買いポイントとしては例えば200日移動平均線を上回り、そして2008年7月の安値$62.99のベースがサポートになっているところかな。

これから分かるように底値を狙って焦って買うような必要はないということ。

底入れしたあとの最初のベースですらまだ早い段階だ。

次にグーグルを見てみよう。

2008-2009のグーグル(GOOGL)チャート

アマゾンほどは強くはないけどアップルの動きに似ていますね。

グーグルもアマゾン同様2008年11月に底入れしていた。

グーグルも安値を切り上げていっている。

さらに出来高を見ると底入れするまでは出来高が突出していたが、底入れしたあとの出来高は平均以下とかなり薄くなっている点にも注目すべきだ。

ダウントレンドにおいては出来高が突出するが、実際に底入れしたあと売りは枯れる。

これが1銘柄のみに起きている事象であれば信憑性は薄いが、多くの銘柄が似たような反応をしているという事実を見つけて注目すべきだ。

私なら同じグループの他の銘柄を見て同じことが起きているか確認する。

では現在はどうかというと、まだ自信を持てるほどそういった現象は広がってはいない

確かに下落に抵抗しているグループはあるにはあるがまだ足りていない。

弱気相場の終わりで注目すべきことがあってそれは、

まずは新しい銘柄、そして新しい先導株。

特に比較的新しくIPOしたこれまで聞いたことのない銘柄が好ましい。

TOP50のグループの上位はグロースタイプの銘柄が多いこと。

指数が底入れする数週間、数ヶ月も前にさきほど説明したような比較的耐えている先導株が出現していること。

そして指数や個別銘柄において出来高を伴ったアップサイドへのリバーサルがあること。

これらが弱気相場の終わりのサインになる。

「もう底入れしたよ」と市場が語りかけてくるにはこれらの複数の事象が絡み合って必要となる。

もちろん現在でも底入れのプロセスは進行しているかもしれないが、まだまだ足りていないね。

だから今はまだ現金でいるのが良いし、リサーチを徹底的にする時間である。

これまでの最高の銘柄の過去を見るんだ。

彼らが市場が悪いときにどのように動いたか、どのように抵抗したのか勉強し最高の銘柄とはどのような動きをするのかイメージすることが大事だ。

2008-2009のネットフリックス(NFLX)チャート

そういえばネットフリックスも良い例だね。

少しマイナーな話になるけど、黄色で囲った部分は全部インサイダーの売りなんだけどこのあとのネットフリックスの動きを知っていたら売りたがらなかったはずだよね(笑)

まぁもちろんこれはすでに決まっていた売りだったと思うけど、私が言いたいのはインサイダーの売りにはそこまで重要ではないということ。

インサイダーの買い、のほうがよっぽど重要だ。だって買うってことはなにかしらのリターンを期待しているはずだからね。

まぁチャートなどから得れる情報に比べればとてもマイナーは情報だけど。

過去のチャートを見て、ここで買っておくべきだったと思うのは簡単だけど実際は難しい。

だが最低でも市場がどのように転換していくのかイメージを持っていれば良いね。


動画まとめは以上となります。

ご覧頂きありがとうございました🙇🏻

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