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【世界遺産検定マイスターへの道 #1】 マイスターを受験します


はじめに


以下の心配ごとから、マイスターを受験するかどうか悩んでいました。
・仕事で勉強時間の確保が難しいのではないかという懸念
・そもそも1級の出題範囲も完全に理解しているわけではない
・文章を書くのが得意ではない


しかし、いつか受験するのであれば1回目は早い方がよいと判断しました。
早めに敵を知ることで己の弱点を知ることができるので、とりあえず受けてみようと思います。

どこまで続くかはわかりませんが、マイスター受験までの記録を少しずつnoteに残していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。


そもそもマイスターって何?


マイスターの出題範囲は「分野を横断する総合的な出題」となっています。解答形式は論述で、1級保有者のみが受験資格を持ちます。
世界遺産検定HPには以下のような例題が掲載されています。

・世界遺産の保全と景観保護に関し、地域の経済発展などの問題も踏まえながら、「ドレスデン・エルベ渓谷」の事例を用いて、1,200字以内で論じなさい。

・「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」において、世界遺産保全のための入山料の徴収が議論されているが、その是非について、是非双方の視点を交えながら他の遺産と比較しつつ1,200字以内で論じなさい。

1級の解答形式は4択でした。
よって、世界遺産について自分の言葉で説明ができなくても、記憶の片隅に置いた知識を引っ張ってくることができれば正解に辿りつけます。

一方、マイスターは論述なので、自分の言葉で説明することや意見を述べることが求められます
世界遺産検定HPの「学習のポイント」にも次のような記載があります。

論述形式なので、世界遺産の理念や世界遺産に関係する出来事を、丸暗記するのではなく、自分自身の言葉でまとめておくことが重要です。多くの問題や課題を抱える世界遺産について、常に意識して情報を集めるようにし、それについて自分はどう思うのか考えておくようにしてください。


最初に述べたことの繰り返しになりますが、マイスター試験に向けては
・自分の言葉でまとめること
・世界遺産の抱える課題について情報収拾を欠かさないこと
・自分の意見を持つこと

が重要になってくると思われます。


問題の特徴


さて、マイスターの例題についてもう少し詳しく考えてみます。

マイスターは問1〜問3の3題が出題されます。それぞれの問題の特徴は以下です。


問1:指定された語句を説明する。

問2:世界遺産条約について、指定されたキーワードを使用して400字以内で説明する。

問3:世界遺産が抱える課題などについて1200字以内で論じる。


問1の指定された語句の説明では、世界遺産の理念のもと存在するあらゆる語句についての説明ができることが求められます。

1級受験時には4択であったがゆえに曖昧な理解でよかったものを、そらで自分の言葉で説明できるようになることが必要です。


問2の世界遺産条約について400字以内で説明する問題は、問1と似ていますね。
求められる能力・必要な勉強は大きくは変わらないと思います。すなわち、自分の言葉で説明できるようになることが必要です。

上に付け加えるとすれば、キーワードが指定されるので、自分の言葉でまとめる過程でどういう語句がキーワードになり得るのかを考えながら学習を進めていくのが良いでしょうか。


問3の1200字で論じる問題は鬼門です。
自分は人生でまともな小論文を書いたことがおそらくないので、まずは序論・本論・結論といった小論文の型から学ぶ必要があると思っています。

また、情報の収集方法もポイントです。
1級受験までは時事問題の比率がそこまで高くなかったので後回しになっていましたが、マイスター受験においては常日頃から収集しておく必要があるでしょう。

そして、世界遺産が抱える課題に関して自分の意見を持つこと。
そもそも「世界遺産の課題」にはどういった種類があるのかをしっかり見極める必要があると思っています。

課題の具体例を抽象化し、自分が論じる際のキーアイテムとすることで、自分の意見を書きやすくなると想像しています。

まずは事例を収集し、課題のカテゴリー分けを実施することから始めたいと思います。


マイスター受験までにやっていくこと


以上を踏まえて、次のことを実践していきます。

①世界遺産の理念に登場する語句を列挙し、それぞれを自分の言葉でまとめた資料を作成する。

②世界遺産条約について、キーワードを意識しながら自分の言葉で400字以内にまとめる。

③小論文の型を学ぶ。

④世界遺産の抱える課題について情報を集め整理する。

⑤文献を読み、どういう課題が存在しうるのかを把握する。

⑥④で集めた課題について⑤に沿ってカテゴリー分けを行う。


さいごに


ここまでお読みいただきありがとうございました。

今回は具体的な学習方法に入る前に、学習の方針を検討していきました。

次回以降、上で実践すると宣言した内容について、詳細の学習に移りたいと思っています。

①世界遺産の理念に登場する語句を列挙し、それぞれを自分の言葉でまとめた資料を作成する。

②世界遺産条約について、キーワードを意識しながら自分の言葉で400字以内にまとめる。

③小論文の型を学ぶ。

④世界遺産の抱える課題について情報を集め整理する。

⑤文献を読み、どういう課題が存在しうるのかを把握する。

⑥④で集めた課題について⑤に沿ってカテゴリー分けを行う。


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