ヴィーナスフォートが好きだったわけ
ヴィーナスフォートについて
お台場にあったテーマパーク型ショッピングモール「ヴィーナスフォート(VenusFort)」が2022年3月27日に閉園しました。
閉館と書きたくなくて、閉園と書いています。
あそこは、テーマパーク寄りのショッピングモール。
むしろショッピングモールをテーマにしたパーク(園)でした。
「イタリアでショッピングをしている自分」を演じることができる夢のような場所でした。
ヴィーナスフォートは1999年8月に開園。
当時のお台場は、1993年にレインボーブリッジが開通、1995年にゆりかもめが開通。
1996年にビッグサイト(東京国際展示場)が開館。
1997年にフジテレビがお台場に移転して、踊る大捜査線のドラマが開始。
そして、1999年に大観覧車やZeppTOKYOとあわせて、パレットタウンとしてヴィーナスフォートが開園しました。
空前のお台場ブームでした。
ちなみに、ヴィーナスフォートの総合プロデューサーは、ファイナルファンタジーの生みの親でもある宮本 雅史さん。ファンタジー要素あふれる設定の理由はここにあったんですね。
ヴィーナスフォートが好きなわけ
テーマパーク型ショッピングモール。
ショッピングモールの中にテーマパークがあるんじゃないです。ショッピングモール自体がテーマパークになっているんです。
ショッピング自体がアトラクション(魅力的なもの)になっているんです。
言うなれば、
ディズニーランド内のワールドポーターズでショッピングしたり、
ディズニーシー内のエンポーリオでショッピングし続けるような高揚感。
まるで海外旅行にきたような非日常の体験が味わえる場所でした。
建物の中なのに、中世イタリアの街並みが並び、天井に映し出された空模様が刻一刻と移り変わり、美しい彫刻が施された噴水があって光と雪の演出イベントが開催される。
通りにも屋台のようなショップが立ち並び、ワークショップみたいなイベントスペースにもなっていたり、目当ての買い物がなくても散歩し続けたい街でした。
買い物自体が素敵な体験になる、そんなお店が好きです。
ヴィーナスフォートのSWOT分析
好きを分析するのも野暮ですが、気になったのでChatGPTにヴィーナスフォートのSWOT分析をしてもらいました。
【強み】のインスタ映えは間違いないですね。街並み、環境演出、噴水イベント、どれをとっても「映え」でした。
【弱み】の交通の便の悪さですが、行きづらい所にわざわざ行くっていうこと自体、ちょっとしたお出かけイベントの気分でした。
【機会】の海外観光客ですが、たしかに外国の方ばかりでした。お台場のガンダムも海外観光客に受けそうですね。
【脅威】のオンラインショップはすべてのショッピングモールの脅威だとは思いますが、テーマパークの体験というのは、まだオンラインでは代替できません。
ヴィーナスフォートが閉園したのも、弱みや脅威が原因ではなく、借地権の期間終了によるものでした。まだまだ続いて欲しかったです。
ヴィーナスフォートに代わる場所
惜しまれつつ閉園したヴィーナスフォート。
ChatGPTに「ヴィーナスフォートの代わりになる場所」を聞いてみました。
「ソラマチ」も「ラゾーナ」も、それぞれ魅力的なところではありますが「素敵なショッピングモール」の域から出ないです。足を踏み入れるだけで高揚するテーマパーク感がもうひとつ足りません。
「横浜赤レンガ倉庫」は、たしかに非日常です。
ググってみるだけでも、内装も外観も、文明開化の横浜にきたというアトラクションを感じることができます。
もうひとつ、ChatGPTには言われませんでしたが「イクスピアリ」もテーマパーク感があります。千葉県舞浜の東京ディズニーリゾートの玄関口にあるショッピングモールです。
イクスピアリは、オリエンタルランドの企画・開発みたいです。
こちらもググると、異国情緒あふれる街並み、古いハリウッドのような映画館、空のような天井と噴水を楽しめます。
イクスピアリまでいくと、ディズニーパークに入りたくなりますが、イクスピアリでの食事とショッピングでも丸一日楽しめます。
というわけで、#このお店が好きなわけ というテーマを見かけて思い出したヴィーナスフォートの思い出でした。ほんと、閉園して残念です。
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