褒めてくれてありがとう

読んでる人いるんでしょうか。
みなさまこんにちは。

自己肯定と自信についての話をしたいのですが、果たしてうまくまとめられるだろうか……。

さてあなたは、「自分の絵が好き」ですか?

「絵を描く自分のことが好き」ですか?

オイラはどっちも好きです。


自分の絵は世界一最高。

だって、自分の好きな絵柄をいくつも混ぜた自分の絵柄で、自分の好きなもの、描きたいものを、好きな色で好きなときに好きなだけ描ける。

好きですとも。

正確には後者の「絵を描く自分」は何も思っていなかったけど、先のnoteに挙げた「れおさんは絵を描くのが本当に楽しいのが絵から伝わる」と言われて来て、自分の絵が大好きで描くのを心の底から楽しめている自分のことも好きになれました。

昔はね、いっちょ前にスランプになったり病んだりしてたし、今のオイラを見てる人には信じ難いかもしれないけどめちゃくちゃ根暗な陰キャでした。発言とか全然しないタイプだし、リーダーシップ何それ無理無理! みたいな、グループ分けとか二人一組のペアではいつも隅っこであぶれてるような奴でした。絵からズレたけど繋がっていきますんで。

ツイッターとかで定期的に「自分を褒めてやれ!」みたいなんが回って来ません?

あれってね、かなり効くんですよ。言霊ってやつかな。

「自分で言葉を口ににする」ことと、「自分の発した言葉を耳で聞く」こと、これによる刷り込みじゃないけど、本当に性格が変わる。

めっちゃ言うやん。

ここ2、3年とくに「自分の絵大好き!」って発言するようになっていた。

そんで気づく。絵が下手な頃は
「自分の絵が好き」<「絵を描くのが楽しい」
だったなあと。

絵が上手くなってきてから
「自分の絵が好き」と「絵を描くのが楽しい」
が、同じ比率になったように思う。

メンタルやられてたり自分に自信がなかった頃、何かにつけて「さすが俺だぜ」って言うのを心掛けるようにしてた。絵を描くたびに「今までで一番いいな」と思ってた。

初めはそんなこと本当に思ってはいなかったので、口だけで言ってました。でもね人間っておバカで不思議なもんですね、

言ってるうちに、本当にそんな気がして、思い込んで信じちゃうんですよ。

そして、信じてしまえばいずれ本当にそうなるんです。

下手でも「世界一上手くて大好き!!」って言ってるのと「またゴミを描いてしまった、クソだな」って言ってるのと、全然ちがうんですよ。上で書いたように、「言葉は口に出し(文字に起こし)」て「耳で聞く(目で見る)」、二度自分の中に入ってきます。

上手い上手い好きだーって言いながらやってると、なんか本当に上手くて自分のこと大好きな気がしてくるし、いつの間にか本当に大好きになるし、大好きだと楽しくなって続けられて、続けていればどんどんそれだけ上手くなるんだよね。

反対に下手だ嫌いだクソだって言いながらやってると、楽しくなくなってくる。本当にゴミに思えてくるし、続けられなくて筆を放り投げてしまうんですよね、人間っておもしろ!

まあ一種の自己暗示、自己催眠に近いかもね。

そうやって自分に言い聞かせていると、それって自信になっていくんだよ。

「自分を信じる」と書いて「自信」。

最近オイラは「自分の絵最高、世界一大好き」とか言わなくなったけど、あれ別に嫌いになったとかじゃないんですよ。

言う必要がなくなっただけ。

オイラの絵が世界一最高で大好きなのは、オイラにとって当たり前で揺るぎない事実になったんです。言ってたら、本当に今まで以上に大好きになったんだ。

仕事中にも、もういちいち「さすが俺」とか言わなくなりました。できるの当たり前だし。

自分の発言は信用できる、だって自分だもの。裏切らないもの。だから自分が肯定するものは信じられるよね。自分で自分を裏切りさえしなければ、絶対に裏切られない。当たり前体操だけど。

だから己が全うに、「信じる道を歩く自分」のことを信じていれば、それはやがて事実と確信に変わっていく。

人の気持ちって、けっこう簡単に変えられるんですよ。

思い込みの力ってすごいんです。

思い込みや嘘も、いつの日か真実になっちゃう。

嘘でも好き好きって言ってたら、本当に好きな気がしてきて、いつの間にか本当に好きになってる。

なにも、すべてが必ず「好き」から始まってる必要はないんだよね。後から好きになったっていいし。

ここまで書いといてなんですが、闇とか黒い感情からモノを創り出すエネルギーを得る作家だってごまんといます。そういう人は、もちろん無理に好きになる必要もない。

ただ、それが苦痛だったり、好きになりたいっていう気持ちがあったり、好きになれなくてつらいって思うのなら、ちょっとだけ試してみてほしいな。

初めは、気が付いたら。思い出したら、自分や、自分の絵のことを「好き」って言おう。

そのうち、考えなくても口ぐせになって、自然と「好き」って言い始める。

自然に口をついて出てくる「好き」を聞いているうちに、だんだん「好き」なのかな? って思い始める。

いつしか、言葉にしなくても、「自分を好き」という気持ちが自分の中にあるのが、当たり前になる。

自分のことが好きなら、自分の道が信じられるなら、それって最強なんだよ。なんだってできるし、どこへ行くのも怖くなんかない。だって自分は自分を裏切らないし、世界一最高な自分は最強の武器だから。何よりも信じられるし何よりも強いんです。失敗だって怖くないとさえ思うようになる。

好きな絵、好きな人、たくさんあります、たくさんいます。その人たちが「自分なんて嫌い、自分の絵なんてクソだ」とか言っていると、哀しくなっちゃう。オイラはこんなにもあなたの絵が、あなたのことが好きなのに!

でも自分に自信がないときって、他者から貰う好意も信じられなくて、嘘に思えてしまうんだよね。

ところがどっこい自分に自信があると、このひと本当に好きって思ってくれてるんだ!って、そのひとのことを信じることができるんですよ。

貰った「好き」を嘘にしないためにも、自分を愛する必要が少しだけあるような気がする。

陰キャ根暗インドア野郎が、今じゃ修造メンタルとか行動力の化身とか言われる始末ですよ。さすがにここまでは自信つけなくてもいいと思う。

でもやっぱ、自分のやることなすこと嫌いなときより、自分のことちょっとでも好きな方が、なんか世界が明るくて、生きるのがちょっぴりたのしい気がするんだよね。

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