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個人的創作論

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ストーリーの作り方

因果関係というストーリー

とある脚本家さんのブログで最近読んで一番ためになったのは「ストーリーは単なる時系列ではなく因果関係」ということ。

たとえば桃太郎が、「かつて両親を鬼に殺され死ぬ直前に親が桃に赤子を隠して流して生き延び爺婆にひろわれる、その後成長した桃太郎が鬼ヶ島に行き鬼を退治、故郷の村の財宝を取り戻したあと桃の木の生えた両親の墓前で「終わったよ父上母上」と言う」という筋にすればかなり

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物語を作りたいすべての人へ

突然ですが、今いる漫画家志望者の99割は商業作家になれないと思う。
なぜなら、漫画家としての売り物を作れていない、売り物の漫画とはどうあるべきかをわかっていないから。

界隈を見ていると、「ストーリー漫画を描いて食っていこうと考えている」漫画家志望者の99割がそもそも「ストーリー漫画」を描けていないなと感じます。

ストーリー漫画とは「物語」です。
物語のない漫画はただの「日記」です。
商業作家に

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嶺王式漫画術・序の口編

曇り空でやる気がないのに原稿に向かう俺えらい〜。
こんにちは。

自分がもし漫画塾みたいなことをするとしたら、これを絶対に徹底させるなあ、ということが一つだけある。

「ネガティブ禁止」です。

ようするに、

「俺下手だから」「ダメダメだ」「できない」「無理」「バカだからわかんない」「自分の漫画面白くない」とかを、思ってても思ってなくても、たとえ真実でも絶対に言っちゃいけません。という貼り紙を作

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作家になりたいあなたへ

まず、打楽器をひとつ思い浮かべてください。

思い浮かべた?

ごめん。べつにこれは心理テストとかではないです。
ということで、はいこんにちは。
勇介おにいさんだよ〜。

人間の心は、打楽器のようなもんだと思います。
スネアドラムとか大太鼓とか、鈴とかマラカスとかマリンバとか色々あるよね。大なり小なり、人によって様々でしょう。
ここで言いたいのは、「打てば音が鳴って響くものである」ということです。

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