見出し画像

みねおか、夜パフェ屋プロデュースやめてたってよ

 2019年3月に書いた記事を読んだ人や、SNSで知ってくれていた人は多いと思いますが。

 2019年1月から進めていた夜パフェ屋RoytoSiloのプロデュースにつきまして,みねおかは8月をもって関係を解消していたことを,この場を借りて報告させていただきたいと思います。

 「プロジェクト発起人」としてクラウドファンディングを立ち上げ、足りないお金を150万円ほど無利子で貸し、不動産や内装業者を紹介して一緒にどんなお店にするか考え、メニューやレセプションパーティなどあれやこれや・・立ち上げに関しては本当に三人役割分担をしてうまくやっていたと思っています。ただ、残念ながらそこから先が、うまくいきませんでした。

 各所から未だに問い合わせをいただくので、一度きちんと発表した方がいいと思い、この記事を書くことにしました。また、ご協力いただいた方、楽しみにしてくれていた方へのご説明をするにあたり少し内容が長くなってしまいましたが、経緯や理由を明確にしたいと思います。

1.コンサルティングの意味の捉え方
2.曖昧な契約書と、弁護士に相談するということ 
3.みねおか個人の想い

1、コンサルティングの意味の捉え方

 主な理由はこれです。これは共同で何かのプロジェクトをやる際にあるあるな失敗例だと思いますが、お互いがどこまでを担当するのか、どこまで口出しをするのかを決定せず、それぞれのイメージでコンサルティングを認識して進行していたということです。

 私の考えるコンサルティングというのは、そもそもこの夜パフェ屋の発起人ですから、①プロジェクトの立ち上げを軌道に乗せる ②営業開始後は売上が水準を下回らないように色々な戦略を打ち立てていく 大きくこの2つをもってコンサルティングだと考えていました。

 ①プロジェクトの立ち上げを軌道に乗せる この部分に関しては十分に成果を出したと自負しています。PariPismのイベントアカウント(アクティブユーザーが多い)を無償で譲ったり、インフルエンサーを集めてレセプションパーティーもしました。また、たくさんのライターを連れて行き、記事を書いてもらうようにお願いをして、バズが止まらないようにたくさんの仕掛けを作りました。

 ②営業開始後は売上が水準を下回らないように色々な戦略を打ち立てていく この点は、月に2回会議をして月の営業の振り返りや今後の展開を話し合っていました。そもそもオープンしたのが6月末、私が解除されたのはわずか2ヶ月後の8月半ばだったので、売上が下がることもなく毎日ウェイティングが出て、1ヶ月の売上は私たちの想像を遥か超えるものになっていたわけで、そうなると売上アップのコンサルよりも、顧客満足度を上げていくコンサルになるわけです。主に話し合う内容は、パフェのクオリティや営業時間、時間制限を設けるか、ウェイティングをどう回していくかなどでした。

 発案からプロデュースまでの約半年間、心血を注ぎ、かつ彼らの前に立たないように裏方としてクラウドファンディングや動画制作など色々作成し、そこからSNSで種を蒔いた分が花開いた故の好調なスタートだったので、自身のプロデュースとコンサルティングは「うまくいっている」と考えていました。

 今となっては何をして欲しかったのか聞くこともありませんが、彼らの思うコンサルティングはこの2点とは少し違ったようでした。そういえば、OPEN3日間、私は自分の本業を終えた後に、彼らのお店を夜22時から朝5時まで手伝ったことがありました。その時は、華々しいスタートをきった彼らのサポートということで人件費については言及しませんでしたが、2人も当たり前のように振る舞っていたので、もしかしたら「実働してくれること」もコンサルに含まれると考えていたのかなとも思いました。

2.曖昧な契約書と、弁護士に相談するということ 

 このプロジェクトを立ち上げた時、何もないとは思うけどもし万が一揉めた時に嫌だなと思い、せめて形だけでもとコンサルティングの契約書を書きました。ただ、そこには明確な期日やコンサル契約解除の場合の予めの日数を明記していませんでした。まさか、こんなことになるとは思ってなかったですし、この最高のチームの結びつきは永遠に続くとポジティブに信じていたので、契約書を書くことがなんだか縁起が悪いような気がしてなりませんでした。最悪の場合に備えるだなんて!考えたくもないですから。

 結果的に,コンサルティング契約は解消することとなり,最後の話し合いで「契約は解除するけれど今までかかった私の作業費やプロデュース料は払ってもらう」というところで納得してもらいました。また、直接やり取りをしてお金のことで揉めるよりも弁護士に相談して相応しい金額の折り合いをつけてもらおうと、弁護士を立てました。そこで、この契約書には「期限」がなく、すぐに契約を解除できるということが判明しました。

 最終的には2人が支払いを拒んだので、この件で私は人生で初めて裁判になるかもという状況にもなり、勉強になることばかりでした。そして、費用の請求は厳しいという旨のアドバイスをもらいました。そういうわけで、8月から12月までの期間で私はとても心を痛めてしまい、今はもうこのブログを書いたらこれ以上考えるのはやめることにしました。

 このような経緯があり、これからの繋がりが持てるのかというと、少し難しく、なんとか頑張ってみようと試みましたが頑張りきれず、残念ながらこのような結果となりました。2人のことが好きな人はたくさんいると思います。そして私のことや、PariPismが大好きだった人もいるでしょうし、特別な想いがあって始まった夜カフェのこの結果が悲しくて悲しくて、しばらく何も手につきませんでした。本当に、申し訳ありません。

3.みねおか個人の想い

 私が大切にしている人生のコンセプト。それは、Pay it Forwardです。直訳すると「前に払う」という意味ですが、これは組織や社会に所属する一人ひとりの人間が互いに無償のボランティアを提供しあう優しい関係性を表現する言い回しです。

 以前のブログを読んでもらったり、私のSNSを見てもらっていたらなんとなく私が大切にしてるものを、みなさん感じ取ってくれていると思います。何か良いことがあっても独り占めしない。縁や運やエネルギーは周りにも届けてみんなで幸せになる。こういう利他的行動をモットーにして生きていると、中々酷い目に合うこともありますが、その度に次こそは成功してみんなで幸せになるぞ!と再び思って走り出してしまう。

 今回、残念ながらPay it Forwardを成功させることができませんでしたが、新宿の夜パフェは良いコンセプトだと思いますし、彼らのパフェはきっと美味しいと思います。初めてドアを開けてお客さんが長蛇の列になっていた時は彼らと一緒に感動したし、牛丼で明け方に細やかなお祝いをしたことは生涯忘れないでしょう。

最後に・・・
きっと私はこれに懲りずに色んなことに挑戦し続けると思います。これ以上この件で悩んだり、心が弱くなったりしたくない、そのためにこのブログを書きました。きっと次はうまくいく、そう信じて前に進みたい

これに懲りずに、2020年もみねおかをよろしくお願いします。

改めて、本当にいい経験、いい思い出をありがとうございました!

みねおか

最後まで読んでいただきありがとうございました。 これからもいろんなことを発信していきます。 気に入っていただけましたらいいねやサポート、お願いいたします。