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11. 古いものは捨てる。トラウマもシナリオも。

【2024.5.16】
朝がつらい。
目は覚めるものの、布団から出られない。
「出られない」は怠惰なのかもしれない。
怠惰だと万人に責められても受け入れる。
それでも出られない。
心が鉛のように重たくなり、体が動かない。
「起きなくちゃ、起きなくちゃ、起きないとやばいよ」
毎朝、朝一番に自分を怒鳴りつけるも、動作の遅いパソコンのように体が動かない。
now loading....は日によっては2時間続く。

いわゆる五月病か、と言いたくなるが五月に入る前から、かれこれ3〜4週間は続いている。

過去にもこんなことあったな…と不安が募り始める。
そんな自分にピッタリの言葉に出会った。

古いものを捨てる。「古いもの」は物理的なものと精神的なもの(過去の考え、執着、思い込み)がある。

北野唯我(2022)『仕事の教科書』

上手くいかないと、パターン化して考えてしまう癖がある。
これは過去のあの時のパターンと同じではないか、と。
これは思考の悪癖であって、「過去」から学んでいる訳でもなんでもない。
不安を増大させるだけで何も生み出さない。
そうわかっていても、思考は沸々と浮かんでくるので、「過去は捨てる!」と無理やり掻き消す。

私が浪人時代から長らく傾倒している、アルフレッド・アドラーも言っている。
トラウマは存在しないと。

古いものは捨てていく。
過去の思い出、記憶、いろんなしがらみも。

もっと言うと、記憶は創られたものであり、事実ではなく現在の都合で為される解釈の産物であり、あてにならない。
そう信じているが。

ただ、明日の朝はスッキリ起きられると願うのみ。
朝が来るのが怖くなりませんように。

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