移住して手放した物、詳しく
私が手放した物を少し掘り下げたい。
【その1】テレビ
テレビって面白い。1時間番組なんて体感15分で、そのまま次の番組もさらっと始まって、ついつい見ちゃう。
息子が産まれる前は、当たり前のようにリビングに鎮座していた。
産んでから、真っ先に手放したアイテム。
理由は2つ。
・リビングがテレビの為の空間になるから。
・家族みんなの顔がぽかーん...となるから。
実家に帰るとテレビがある。息子は夢中になってじぃじと見る。
だから我が家に帰ってからもずっと見たい見たいとごねる。
仕方なくiPadで見せるとお口ぽかーん。
その次の日も、その次の日も。
いかん、そのお顔は母嫌じゃ。。。
「ごねても違う遊びへ誘導する」を繰り返し、リハビリに2週間かかった。
家族と顔見てハグして、すりすりする時間。1分でも長い方が嬉しいから。
【その2】コンビニ
コンビニって便利。手ぶらで出かけても、何処にでもあるし、だいたいの物は買える。行かない日はない超ヘビーユーザーだった。
移住してからは、不便さが功を奏して、直売所で買う事が増えた。
住んでいる土地の、季節に収穫した旬のものを食べることがこんなに幸せなんて...
茹でたり、焼くだけで立派なおかず。
「三里四方のものを食べろ」とはこのことか!と感動。
食生活がガラリと変わり、体が欲しているものに少しずつ気付けるように。
食べた後も軽やかに、腸も喜ぶものを選びたい。
【その3】半分こシリーズ(洋服、家具、友達)
正確に数えた訳ではないが、体感半分くらい。
洋服は、田舎にいると都会のOLグッズがほとんど不便になる。
同じ服を次の日着ていても、いつも同じスニーカーでも無問題。クローゼットが半分空いた。
たまにお出かけする時に、OLグッズと掛け合わせてコーディネートする感じ。
家具は、子供の成長に合わせて少しずつ変化していった。絶対に必要と思っていた棚も中身をよく見ればここ1年触ってない物ばかり。思い切って捨てて、本当に必要な物だけを壁付の棚に収納(子供の手が届かない高さへ)
ベットフレームも、ソファも無くしたら部屋がとても広くなった。気持ちいい。
友達は、物理的に離れたこととコロナもあって自然と半分に。
たまに帰省する時に会う約束をするのだが、子供を預けて会う大変貴重な時間。誰と会うかは慎重に選びたいところ。
どれだけ濃密な思い出があっても、時間と共に人は変化している。ありのままの今の自分を受け入れ、尊重、後押ししてくれるような人が良い(これはお互い様)。
アガる友達とでもいうのか...でもこれもまた変化するかもしれない。
自分の「心地いい」に身を委ねて、思い切って手放して良かったものたち。
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