中国音楽雑学:日本楽曲をカバーした場合の歌詞について
おはようございます、かわはら社長です。
中国で日本の楽曲がカバーされた場合の歌詞について書いてみたいと思います。
以前書いた通りでカバーでヒットした曲もたくさんあります。
基本的には下記の2種類になるのですが、圧倒的に多いのが後者です。
①歌詞をベーシックとしてそのまま使う(翻訳+α)
②オリジナルの内容を制作
理由ですが、マーケットに刺さる歌詞が違うというのもありますが、中国語の作詞は韻を踏むなど色々制約があり自由に書けないと難しい側面があります。
過去の日中合同プロジェクトで日本側で作詞作曲したものをそのまま翻訳したパターンの案件はほぼ失敗している印象です。
弊社は中国のトップアーティストに作詞も含めて提供しているので、中国語の作詞や音のノリについてもそのうち書いてみたいと思います。
ちなみに②のパターンでは内容がかなり変わっているものもあります。
その中でもKiroroの「未来へ」はめちゃくちゃ変わっているので、ご紹介します。
Kiroro 未来へ:家族愛の暖かい楽曲
中国版 后来(中国語版タイトル):過去を振り返る失恋楽曲
何があったんだ・・・くらい意味が違うよね。過去だし(笑)
ちなみに下記から「后来」が聴けます。
歌詞の「ほ〜ら〜」を中国語で「后来(ホーライ)」と上手に音を当てており、歌詞も中国マーケットに向けてしっかり作り込んでいると思うので、結果論ですが大正解だったと思います。
日本も2018年のヒット曲「USA」もタイトルは同じですが歌詞の内容は全然違かったりするので、アリですよね。
リバイバルでヒットした荻野洋子のダンシングヒーローなんて原曲は「Eat You Up」、歌詞の内容も全然別モノですから(笑)
やはりマーケットに刺すためにローカライズは重要なのだなと改めて思いました。
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