遠浅って、すばらしい。海は高浜、ビーチは若狭和田!

子どもの頃、自宅が近かったこともあり、よく琵琶湖で泳いだ。
水に入り、沖に向かって歩いていくと、いきなり足がつかなくなり、
頭までバシャン。
パニックになって溺れかける。親びっくり!すぐに助けてもらうが、
鼻に水がいっぱい入って、とにかく痛い。
楽しかった時間が一転して、不幸のどん底に落ちた気分になった。

そんな経験が一度、いや二度、いやもっと多かったかも?
とにかく何度もあったので、海でも琵琶湖でも、
恐る恐る水の深さを確認しながら遊ぶようになったのだが、
あるとき高浜町の若狭和田ビーチで衝撃を受ける。

遠浅!「なんなん?ここ!」と声をあげるくらい、遠浅!
沖へ進むにつれて少しは深くなってくるのだが、なぜか、また浅くなる。
一番浅いところは、くるぶしまでしか水に浸からなかった。
『すごく遠くまで浅い→ちょっと深くなってきた→あれ?また浅くなってきた?→くるぶし?!』という不思議な現象。
でも、これなら安心して海を楽しめる。いいビーチに出会ったと嬉しかった。

その後、若狭和田ビーチは、さらに魅力的なビーチになった。
4年前、アジアではじめてブルーフラッグという国際環境認証を取得。
世界水準のビーチになった。
ブルーフラッグは美しさ、快適さ、安全性など、様々な視点から
“素晴らしいビーチ”であると認められなければ取得できない、
かなりハードルの高い国際認証らしい。

そういえば「なるほど!」と思うポイントはいくつもある。
まず、若狭和田ビーチの海水がむちゃくちゃキレイなこと。
ライフセーバーがしっかり監視してくれていて安心であること。
さらに、浜茶屋(海の家)も多く、シャワーやトイレも充分。
過ごしやすくて、安心できて、便利で、本当にいいビーチだなぁと感心する。

いま、私は結婚し、一児の母に。そして高浜町に住んでいる。
海水浴はいつも和田ビーチ。
ブルーフラッグを取得し続けているビーチであることはもちろんだが、
最大の理由は、やっぱり驚くほどの遠浅であること。
私のように、いきなり頭までバシャン!の悲しみに沈むことなく、キラッキラの楽しい思い出をいっぱい作ってほしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?